クラブ活動

あとがき

学童野球の夏の大会が終わり、H15年の9月に野球好きの選手13人が集まりました。
もっと上手くなって、プロ野球選手のようにかっこよくヒットやホームランを打ちたい!
ゴロやフライをファインプレーしたい!大好きなピッチャーもやってみたい!
それにはまず練習して、試合に出て経験してみなければわかりません。
今までの野球とは違った「何か」をつかんで欲しいと思い、連合野球をスタートしました。

目標は「全員が試合に出て勝てるチーム
口で言うのは簡単ですが、実際にはなかなかうまく行きません。
当初は、他のチームとの力の差がありすぎ、いつも10点差以上の負け。
時には自分のふがいなさに酒に溺れる日々もありました。
しかし、皆が努力した結果、27試合で10勝(17敗)することが出来ました。
そのうち5勝が1点差勝ちで、しかも2つのサヨナラ勝ち!
粘り強さも身につけ、たくましく成長してゆく姿は眩しいものでした。
そして特筆すべきは
13人全員がヒットを放ち、盗塁し、四球で出て、得点し、三振し、しかも投手で登板!
おそらく、これは他のどのチームでも出来なかった快挙ではないでしょうか。

卒業おめでとう!そして入学おめでとう!
連合での色々な経験を生かし、今後の活躍を期待しています!

最後に

私も小4〜高校迄野球をやっていました。
特に高校時代には2年連続して国体出場し活躍したものの、
緊張感の中で吐き気がする程の試合、あまりにも最後の夏の敗戦が強烈で、
野球のイメージは「辛い」しかありませんでした。
月日は流れ、子供が3年生から野球を始め、コーチとして一緒に練習をしていくうちに、
野球を楽しめるようになった矢先、網膜剥離とゆう眼の病気になり、
度重なる手術でも「子供達の為に早く治さねば」と立ち向かい、
やっと落ち着いたのが半年前。
これがラストチャンスと思い、連合の監督をやらさせていただきました。

そんな自分の経験からも勝って終わりにしたかったので、監督就任当初から
最後の大会では「優勝」を目標に定めていました。
ようやくチームがまとまり、葛生連合のスタイルも確立して迎えた高嶋徹杯では
得失点差で決勝リーグに進めなかったものの、サヨナラ勝ちで締めくくることができました!
野球の女神が微笑んでくれて、子供達に野球に対するいいイメージと
素晴らしい思い出が出来たと思い、本当に嬉しいです。

この半年間はまさに「夢のような」楽しい時間でした。
私も子供達と一緒に多くのことを学び、野球がもっともっと好きになりました。

保護者の皆さん、関係者の方々には大変お世話になり有難うございました。


「さあ、これからもキャッチボールをしようぜ!」

葛生連合 監督:谷口 剛

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