Last modified: Sun Apr 16 20:30:50 JST 2000

SoftwareDesign誌の記事においてpassword sync = yesがうまく動かなかったわけ

　先日samba-jp mailing listで関連した話題がでて，そこで佐藤文優さんからのご指摘があり，原因がほぼ判明しました．
　手っ取り早く原因からいえば，当方ではユーザーをNISで管理していたのが原因です．
　sambaでpassword sync = yesを用いた場合．root権限でpasswdプログラムを起動し，ユーザーのパスワードを変更します．その時はユーザーの元のパスワードは聞かれません．
　しかしNISのユーザーのパスワードを変更する場合は，root権限で変更したとしてもそのユーザーの元のパスワードを聞いてきます．しかしencrypt passwords = yes のときは，クライアントはサーヴァーの方に平文パスワードを渡しません（というか暗号化の関係で原理上渡せません）．よってこの場合samba側は元の平文パスワードを知らず，それを聞いてこられても答えられないので，結局パスワードの変更は不可能ということになります．