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2000年7月

7/27 「あゆ」メイク/昔語り
 先日のRayの話の続きだが、Rayのweb pageを見てみると、「巻頭の『ポスターメイク』、すごい似てるよねぇ。あゆ顔なんて、言われるまで本モノのあゆかと思ってた」んだそうな。しかし私の目からは…まあ浜崎あゆみのメイクはかなり特徴があってしかも厚いというのは分かるのだが。雑誌の方では他のメイクも「似てる似てる」のオンパレードで、なんと言うか、合コンで女の子が連れてくる子達を「かわいい娘ばっかり」というのが信用できないのと同根のような。
 ちなみに読者モデルの一人は、「恋のからさわぎ」の前シーズンに出ていたキロロだった。

「Microsoft製品は品質の悪いパケットを垂れ流すというので ダイオキシンのごとくに嫌われた.」(「インターネットにおける自発的コミュニティの形成,特にWeb 日記に関して」(3.1節))
 これは1994年頃の事情についての記述だが、うん、そうだった。当時私のいた大学でも「Win95はわけのわからんパケットを垂れ流す」とか言う思い込みだけで、「学内LANにWin95はつないで駄目」とか言い出す奴らがいたんだよな。「Macはmulticastを流すから大丈夫で、一方Win95はbroadcastを大量に垂れ流すので駄目」とか噴飯モノの理由をつけて。いや、1セグメントならば(その当時その大学の学内LANはセグメントが一つだけだった!クラスBのアドレスをもらっていたのに!!!)multicastもbroadcastもさほど変わらないでしょう。
 別に私はM$は好きではないが、だからといってこういう理屈にもならない理屈をこねるやつをほっとくわけにもいかない。そのへんについて実証するために私はパケットダンプ読みをするようになって、それが今の仕事につながっていくわけだけども。
 さらに思い出すと,1994年というとようやくNetscape社が設立された頃。たしかYahooはまだStanfordの学生の個人作成ページだった。ついこの間のことなのだが、現在インターネットを利用している人達の大部分にとってはもはや神話時代らしい。Netscapeがなかった世界など想像もつかないんだって。大国主命の国作り神話と同じ程度のリアリティなんだろうな。そうかい。その時代にも人はいて技術があって(正統)ハッカーがいたんだよ。昔はproxyは漢字コード変換のために使ってたんだぜ、知ってたかい、「串」とか省略して詳しいつもりになっている餓鬼ども?(←年よりの愚痴)
7/23 Ray
 とある筋から女性雑誌であるところの"Ray"をゲット.実はこの手の,大学生くらいの娘が読む女性誌を読むのは好きなのだ.彼女がいた頃はわざわざ買ってきてもらって一緒に読んでいたりしたのだが,一人で買うのも恥ずかしいので,久しぶりだ.そんなわけで別に彼女でなくてもいいから,私に女性誌をたまにでいいから供給してくれる女性募集しています.他には女性同伴が要求される甘もの屋さんに行くときの同伴女性も募集.
 閑話休題.まじめな話に戻って,女性誌を読むと言っても別に「今年の秋の流行色は?」とか「『肌見せセクシー』着やせマジック」とかが知りたいわけではない.もちろん女性誌なので(性差別発言),基本的にファッション・恋愛・ダイエットについての記事がほとんどのページを締めるのだが,何分大学生くらいの小娘が対象,ほとんどリアリティのない勘違いにみちみちているのである.もう少し上の年代のOLさん向けの雑誌だと,それなりに貯蓄がどうとかマンションを買うとかといった現実的な記事が載るのだが,この手の雑誌には当然そう言うのが全くない.結果として田舎の和菓子屋の和菓子もかくやというような甘ったるい内容が続くのである.それを読んで感心するというか見知らぬ土地を歩く文化人類学者の気持ちになるというか,まあとにかくそう言う具合に楽しむのである.強いて言えば日テレの『恋のからさわぎ』を見るような気持ちか? ちなみにその一緒に読んでいた昔の彼女というのも,私と同じように楽しんでいたという.我ながら嫌なカップルであった.
 まあそんなわけでお楽しみの内容は,「いつも遊んでいる男友達複数からコクられ悩むも,結局『やっぱり皆大切な友達』とかぬかしてちゃらにする」(要約筆者.「ハッピー&ゴージャス日記」より)とか,「純愛未来日記」と称して「結婚を約束した彼が結婚直前にガンで死亡.身ごもった私は子供を産んで二人で生きていく」とか,とにかくもう勘違いと妄想にみちみちているのである.前者のエピソードなんかは,この男友達達は,皆で協力して世の中の厳しさってやつをこの娘に身体で教えてやるべきだと思うのだが(セクハラ発言).同じく掲載されている記事「真夏のHマニア最強テキスト」では,「数式やぶりの複数プレイ」と称してnP (n>=3)のススメも書かれているので,連動企画ということでいいのではないかと.
 それから「いただき!秋のCMポスターメイク」ということで,秋の化粧品会社のポスターのメイクを読者モデルで再現するという企画があるのだが,やはり化粧品会社のモデルになるくらいの人は元が違うのだなあということを如実に分からせてくれる企画である.読者モデルといえども所詮素人は素人.勘違いしまくってポーズを取るほどに哀しみをさそう.
 表紙だけは素直に楽しむ.内山理名が,ルイ・ヴィトンのかばんなどをを改造した革のホルターネックでノースリーブのトップとショートパンツ,アームバンドをつけての登場である.内山理名はクールビューティー系なので,こういうちょっとビザーレ入ったファッションは似合う.「踏まれる」なり「舐めさせる」なりで一度「お相手」して頂きたいくらいである.俺の「素直」なんてこんなもんさ.
7/18 新聞勧誘員・報道の中立性
 巷の世帯がなんで新聞とっているかというと,新聞勧誘員を断るのが面倒だからではないだろうか.町中で一人暮らししている人は分かるんじゃないだろうか.
 逆に言うと私にとってはその程度しか新聞をとるメリットというのは感じられないのだ.新聞は毎朝配達されるけども,それを読む時間はある?読んだとしてどの程度が記憶に残る? 満員電車に乗っているサラリーマンに「今朝の新聞の記事で印象に残ったものは?」と聞いてどの程度の人が答えられるだろうか?
 それにインターネット上で今は見れるしねえ.それは新聞をお金を払ってとっている人にただ乗りしているということも言えるだろうが,それもそのうち解決されるだろう.そのうち新聞は全部インターネット上に収まり,広告収入だけでペイする事になるだろうと私は思っている.「広告収入だなんて,報道の中立性はどうなる」なーんて意見もあるかもしれない.それについては「何をいまさら絵空事を」と答えておこう.現状どこが中立性があるというのか.確かに理想としては中立が望ましいが,実現できない理想を掲げて現実はまったく異なるという事態は忌むべきことであろう.それに報道の中立性は一つの報道機関によって実現されるものではなく,異なる立場の複数の報道機関が相立つことによって実現されるものであろうから(日本の現状はまったく逆だけど.「中立」を装った複数の報道機関が同じ報道をしている).
 そもそも新聞勧誘員の存在を問題に出来ない報道機関のどこが「中立」か.日本のマスコミには多かれ少なかれ新聞社の資本が入っているので,問題に出来ないのだ.新聞がインターネットで提供されれば,この新聞勧誘員がいなくなる.「インテリが作ってやくざが売る」なんて言われることもなくなるだろう.

 昔某新聞社(野球チームやサッカーチームを持っているところ)の就職試験の面接にいったとき,上述のようなことを延々と述べたら非常にいやな顔をされた(そりゃそうだろうな).その時の印象では,新聞社の人は現在の「紙に印刷して毎朝配る」という体制に非常にアイデンティティを感じているようだった.そんな些末事にアイデンティティを感じているようじゃ先は長くないな,入っても仕方ないな,とその時思ったのだが,奇遇にも向こうも私を入れると先がないと思ったらしく,その後の連絡はなかった.
 私が思うに,新聞社のアイデンティティは,あれだけの膨大な量の情報を毎日収集・集約・加工・発行している情報流通業としての基礎体力にあるのだよ.それを意識できずに些末事にかかずらわっていたらいかんよ.それが正しいとして,そこまで見通せるような人は新聞社なんかに行かないって?ごもっとも.

7/12 ラカンはわからん(すまん,べたで)
 とあるラカン研究者が言うには,「ラカンはいちおう『理系』」だそうな.理由は「医者だから」.ラカンの研究というのはこの程度の了見でも出来るものらしい.
7/8 HyperSparc来る
 最近動かしているSS20だが,ETSにて最新OpenbootProm付きHypersparc150MHzを見つけ,購入してしまった.付け替えてみるとやはり速い速い.コンパイルが特に速くなったし,Xemacsも使い物になる速度だし.次はdual化?(もうよせって)

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