- 4/30
- 今日秋葉原に行ったら,なんとなく警官が多かったような.オウム真理教の活動が活発になってきた云々で目が行ってしまったせいかもしれないけど.
とりあえず金がないので買い物はしなかったが,エンブレムを購入.チェ・ゲバラのやつ.VooDoo2の妙なセクシーガールなエンブレムもあって惹かれたが見送り.最近は『毛沢東語録』とかなんか革命の英雄づいている(笑).
そういえば昔の彼女(しり上がりのイントネーションで)に聞いた話だが,彼女の昔の同級生にチエと言う女の子がいて,お父さんがばりばりの共産主義者だったという.で,彼女自身も親の薫陶厚く労働者の天国目指して頑張っていたらしい.親と一緒にビラ配りするその様はひどく痛ましかったという.本人たちがまじめだっただけにね.で,そのチエと言う名前は,チェ・ゲバラからとったんだと.そういう共産主義者は,今の破産しかかっている(既に破産してるか)共産主義をどのような思いで見ているのだろうか.
ちなみに私は共産主義者は嫌いだが,彼らを「アカ」と呼ぶのはもっと嫌いだ.じゃあ嫌いなのになんでそんな革命の英雄の語録やらエンブレムを買うのかというと,既に十分風化してファッションやら「ネタ」として十分消化できるから.つうか今となってはそういう風にしか受け止めることは出来ないだろう.さすがにまじめに一から十まで頭から帰依するなんてとてもとても.ただこのご時世に,そのようにある意味「ネタ」として語録を扱っている人々をみて,まじめに受け取っていると受け取ってしまうアナクロな人がいるんだよなあ.驚き.
- 4/29
- またぞろオウム真理教が派手な活動を再開したらしい.セミナーを開催したり,その一環で街角でビラ配ったり例の尊師マーチで踊ったりとか.
オウム真理教は私と同世代で,だから同じようなサブカルチャーを見て育ってきたというのが如実に分かるのだ.『宇宙戦艦ヤマト』とか(「コスモクリーナー」という命名!)で地球の週末を見せられ,雑誌『ムー』で様々なオカルトに触れ,五島勉の『ノストラダムスの大予言』が出版されて.そんでもってさらに,難しいことに興味を持つような時期には,半分オカルトを肯定するようなニューエイジサイエンスやポストモダニズムやら相対主義に触れ,いわゆるおたくカルチャーにより,すべての事物を一列に語ることを学んだ.オウムのあの糞も味噌も一緒にしたような教義や主張も,相対主義やおたくカルチャーの特徴である,信頼できる情報も信頼できない情報も順序付けせずに同列に扱うやり方の影響が大きいと思う.オカルトやらノストラダムスは言うまでもない.ついでに言えば,彼らの妙に子供っぽい主張や行いも,モラトリアム期間が長く成熟しきれない自分達の世代ならではじゃないだろうか.
そんなわけで共感できてしまうので,彼らを単なる基地外集団だとはとても思えないのだ.まあ上では「世代」でくくってしまったが,もちろん共感を感じない同世代も当然多いが,そういう人はそのまま健全な生活を送ってくれればいいだけだ.同世代のトラウマを共有できないのは幸か不幸か.
- 4/27
- アメリカはコネチカット州で,ベビーシッターが幼児を虐待しているところを隠しカメラで録られて,幼児虐待の咎で訴えられたという.このベビーシッター,現場を記録されたビデオを見て「覚えていない」とか主張したらしい.
ああ,また「彼女は幼児期に虐待を受けていて,その精神的トラウマのために幼児虐待をしてしまったのだ.その時点では心神喪失状態にあった」とかいう精神科医が出てくるんだろうなあ,と容易に想像ついてしまう.
幼児期の虐待の記憶は,実際にあろうがなかろうがいくらでも作り出されるものだ.これは偽記憶症候群と呼ばれていて,アメリカでは問題になっている.この症候群は,主にセラピーの場面で,虐待の記憶を無理に思い出させることが多いことが原因である.実際になかったから思い出せないのに,それをセラピストは,虐待されていたのを抑圧しているから思い出せないのだとして,ひたすら思い出すように強制してしまう,と言う事態が生じるのである.そのような事態では,人はいとも簡単に「なかったこと」を思い出してしまう.それは実際に心理学者の実験でも示されている.したがって,セラピストにかかって思い出された幼児虐待の記憶というものの信頼性は,あまり期待できない.
でもそういう話があろうとなかろうと,今回もベビーシッターの幼児期の虐待経験云々って話になるのだろう.
- 4/25
- と言うことでいよいよ世界ユース決勝である.その前のNHK-BSの特集番組を見ていると,解説者なはずの松木氏はほとんど司会者である.さらにJ-leagueの速報番組である『速報・サッカー21』でもほとんど司会者の役割をしている.なんと芸達者な.
ちなみに監督のトルシェは英語がけっこう下手だ(笑).
試合開始.
前半4分にキーパー南が反則を犯し(キーパーの4?5?歩ルール),ペナルティエリア線上正面からの間接フリーキックを与えてしまう.で,これが入れられてしまってこの大会初めて先制を許す.それも含めて最初はスペインに押される.ううむ,やはりスペインは決勝まで来るだけあって,これまでのチームとはレベルが違うような印象があるなあ.先制したせいもあるかもしれないが.これまでは日本がいつも先制していたわけだし.前半14分,オフサイドトラップをくぐり抜けられ,2点目を取られてしまう.トルシェは「前半20分までで勝負は決まる」といっていたが,その通りになりそうな展開.日本もスペインも先取点をとって勝ってきたチームのようだし.日本はちょっとペースをとれない感じ.どうもサイド攻撃が出来なく,ボールを取っても中央突破の感じになってすぐにとられてしまう.やはり本山が今回は中央に来ているせいだろうか.そして前半33分,スペイン3点目.今度はロングボール一発でやられてしまった.スペインはショートパス主体でつないでいく攻撃と,ロングボールによる攻撃とを使い分けてめりはりをつけている.で,ほとんど日本はいいとこなしで前半終了.本山のあわやPKの突破と高原の右からの突破からのシュートくらいか.
後半は氏家と稲本を交代させて始まる.ケガでこれまでほとんど出場していなかったが,日本の中心選手の一人.ゲーム勘が戻ってきているかどうか,「賭け」的な交代だが,結果的にはなかなかよかった.後半出だしのボール回しはけっこういい感じ.と思ったところでスペイン4点目.ショートパスから個人技でやられる.ううむ,残念ながら勝負はほぼ決まりか.裏でやってるフジは「フジの不敗記録が」とかなんとか言ってるんだろうなあ(笑.フジが中継した日本代表の試合は負けないというジンクスがあるのだ).とりあえず1点とってほしいところで,その後高原に変え幡戸(漢字があやしい),さらには永井に変え高田とFWをリフレッシュして攻撃にかかる.リズムは出てきたが,攻めきるところまでは行かない.と言うことで最終的には4-0で負け.
まあ今回は決勝に進出しただけでまずはよしだろう.最近の日本代表の欠点,ロングボールの身体能力勝負に弱いとか,選手交代が優柔不断だとか,妙にふがいない戦い(劣勢に回ったときの意思統一がとれていないと言うべきか)をしちゃうとか,そういうのがあまり見られなかったので,結構いいと思う.なんにせよご苦労様.次はシドニー五輪予選だ.今回のユース代表から何人選ばれるだろうか.
スペインは精神年齢の高いチームのような感じだ.なんか試合運びが年にしては巧みじゃないだろうか.
- 4/23
- ここのところずっと気にしていた世界ユースとチャンピオンズリーグがバッティングする話だが,ユースの再放送の方は無事バッティングせず午後11時からだった.邪推してごめんよ(笑).
で見ているのだが,やはり南米やヨーロッパの選手の中には,「どこそこのリーグのなになにでプレイしている」みたい選手がいる.でも考えてみると日本代表でも,ブンデスリーガ2部のカールスルーエの永井とか,セリエAのペルージャの中田とか,そういう選手はいるんだよなあ.
ナイジェリアで日本ユース代表が人気があるのは,現地の孤児院訪問などもしていると言う点もあるらしい.これは監督のトルシェのアイディアらしい.選手はけっこう面食らっていたらしいが,人間としていい経験だったろう.こういう人格陶冶的なことはこれまでの監督にはなかった部分で,興味深い.
それも含めて,トルシェはユース代表をうまくコントロールしていると思う.彼はわりと大言壮語するしどことなくやることが芝居臭いので,ペテン師臭い.ひところは「白いペテン師」呼ばわりされていたくらい(彼はアフリカのいくつかの国で劇的にチームを強くして以来,「白い魔術師」と呼ばれていた).しかしそれはある意味選手をのせるためにやっている節がある.選手がそれにのると大活躍,のらないで白けちゃうと全然だめ,逆にそのペテン師臭さが際だってしまう.こういう山師っぽさはこれまでの日本にはなかった臭いであり,サッカーという競技に必要な資質のような気がするので,私は評価したい.褒め言葉として「白いペテン師」と呼びたいところ.でもやっぱり時々「本当にそれでいいのか?」と思うときもあるけどさ(笑).
- 4/22
- 先日書いた,世界ユースとチャンピオンズリーグがバッティングするという話だが,同じ内容の投稿がfj.rec.sports.soccerにあった.で,それに対して「世界ユースの方は再放送があるさ」というfollowがついていた.
NHK-BSのいつも通りのスケジュールだと,再放送は次の日の午後8時ころからなのだが,実はチャンピオンズリーグの準決勝のもう一試合の方の放映も,同じ時間にやるのである.もしかしてNHKとWOWOWで申し合わせているのだろうか(笑).
『毛沢東語録』を購入.これでおれもマオイスト(嘘).いまだに私は文化大革命というのがなんだったのかよく分からない.なんかインテリがつるし上げられたということはわかっているのだが,なんでそうなったのかよく分からないのだ.まあ同時代を生きた日本人の大部分もその程度の理解らしいのだが.とりあえず古本屋で『文化大革命と現代中国』(安藤正士ら著,岩波新書)を買って読んだのだがよく分からなかった.多分『毛沢東語録』を読んでもわからないと思うが,冗談のネタにもなるだろうと思って買ったのであった.とりあえず赤い表紙をつけないといけないのだろう.
左派のイデオロギー闘争というのはよく分からないのだが,その中でもわかるのは,このような現代中国の様々な有為転変や粛正を乗り越えて生き残って首相にまで登り詰めた,トウ小平のすごさである.なるほど,日本の政治家がそういう人達に苦もなくひねられるわけだ.
ちなみに毛沢東がエドガー・スノーに語ったという「自分は(中略)破れ傘を片手に世界を行脚する孤独な修行僧にすぎない」と言う発言は,『文化大革命〜』によるとスノーの誤訳・誤解らしい(p.199).中国語の「和尚打傘無法無天」という熟語を間違ったのだとされているそうだ.これは「地の法にも天の法にも縛られない」というような意味らしい.これなら先の引用で省略した部分とのつじつまも合う.その当時の日本の毛沢東主義者は,先のちょっと唐突で意味の通らない発言を意味が通らないままありがたがっていたのだろうなあ,と邪推する楽しみを与えてくれるいい話である.
- 4/20
- 世界ユース大会では日本は初めてのベスト4進出.その進出を決めた対メキシコ戦では,試合終了後喜びを分かち合おうと観客がグラウンドに乱入してしまった.どうもナイジェリアでは,それだけ好感を持たれているらしい.実際いいプレイをすると観客が沸く.いい観客である.
次の準決勝はウルグアイと.と思ったら時間がUEFAチャンピオンズリーグの準決勝第2戦と重なっている! ううむ,どちらを録ろうか.どちらも夜中の3時ころ開始なので,リアルタイムでは見れないのだ.
- 4/19
- だいぶ昔の話だが,Web上でモニカ・ルインスキーとクリントンの例の報告書の見事な翻訳を見たことがある.bookmarkしておかなかったので,その後見るにあたわなかったが,最近やっと見つけた.柳下毅一郎氏の訳である.原文の持つ社会的背景やら文化的含みまで翻訳しきった名訳である.
- 4/17
- 現在のサッカー日本代表監督であるフィリップ・トルシェは,かなり現在のヨーロッパのサッカーの流行を意識している.それはゲームメーカー風の選手をサイドハーフやトップに置いたりとか,選手に複数のポジションをこなすことを要求したりとか.
例えば,ユース代表やオリンピック代表では,ゲームメーカーとして定評のある中村俊介や小野をサイドに置いている. そしてトップ下はすぐ守備的な選手(ボランチ)を置いている.これはレアルマドリーでラウルやサヴィオがサイドハーフになっているのが典型で,現在のヨーロッパサッカーの主流なのである.ただ最近は,ゲームメーカーはトップ下かほぼトップに位置して3トップ的なフォーメーションも流行りである.ラツィオのマンチーニとか.ユース代表の小野はその位置になっているが,それもまた流行りではある.
また複数のポジションをこなすことを要求するというのは,ここ数年で急速に見られるようになったもので,ちょっと前のAJAXやフランスワールドカップのオランダ代表などが典型例である(この二つのチームはメンバーがほぼ同じなんだけども).どの選手も複数のポジションをこなすので,メンバー表を見ただけではどういうフォーメーションかわからないのだ.それだけ相手が対策を立てるのが難しくなる.さらに選手交代の際も,ポジションAの選手をポジションAの選手に交代するという単純なものでなく,ポジションAの選手の交代にポジションBの選手が出て,それまでポジションBをこなしていた選手がポジションAにつく,と言った複雑な交代が可能になるのである(あるいはもう一ポジション絡んだりというのも多い).これは相手も誰をマークすればいいか迷うし,マークする相手が代わるのでまた癖をつかむのに時間がかかる,と言うことで相手の対応を難しくするのである.今回の世界ユースでも,フォワードの永井に変わって左サイドハーフの石川を出し,それまで左ハーフだった本山をフォワードにするという選手交代を行っている.
そんなわけで,トルシェはこれまで日本になかったそういうヨーロッパ流の香りを持ち込んでいるので,私は評価している.しかし例えば南米サッカー出身のセルジオ越後なんかはそこら辺がわかっていないのか,そういうトルシェのやり方になにかと文句をつけてはいるが.
海外のサッカーニュースを見ていたら,なんとかいう選手がUNESCOの地雷廃止プログラムだかの親善大使とかになったという話があった.で,その選手,地雷の被害に遭って義足になった子供たちとの交流として,サッカーをしているのである.義足でぎっちょんぎっちょん歩く子供たちの中で,その選手は華麗なドリブルを披露している.なんかけっこうぎょっとしてしまうが,そのニュースでは美談として伝えているようだった.
モンティパイソンの「ポーツマス海水浴場の婦人科医チームvsワトフォードのシルバー船長扮装チーム」(シルバー船長はスティーブンスの『宝島』に登場する海賊で,片足義足で肩にオウムを乗せているあれである.全員その扮装のサッカーチームがぼこぼこにやられてしまうというスケッチ)を思い出してしまうところだ.
- 4/11
- 今日は家でUEFAチャンピオンズリーグの準決勝第1戦,マンチェスターユナイテッドvsユベントスを見た.先に「腐ってもユベントス」とか書いたが,とんでもない,全盛期ほどではないにせよ,十分素晴らしい出来だった(特に前半).この試合ではユベントスはダーヴィッツのチームになっているなあ.マンチェスターも開始直後は左右に振って,ウイングハーフを置くタイプの4-4-2スタイルを生かした攻撃をしていたが,やはりイタリアのチームは守備が固い.最終的には追いついたが,この引き分けはユベントス多少有利か.
日光江戸村の新しいにゃんまげCM(宇宙飛行士編(仮称))は意表を突く素晴らしい出来(笑).
- 4/10
- NHKで放映されている「コメディー決定版 宇宙船レッドドワーフ号」の今回は,蝋人形ならぬ蝋ロボット(ここら辺はマダムタッソーなイギリス的)の戦争の話だったのだ.蝋ロボットのガンジーやらサルトルやらマザーテレサやらエルヴィスやらモンローやらローマ法王やらがいて,それで彼らに銃を持たせて戦争させるという話だったのである.まあローマ法王やガンジーに戦争させちゃうというあたりがイギリスのコメディ.マザーテレサは搦手となり敵陣に乗り込み,敵のボス(ヒトラーだ!)と刺し違えるのである.これぞ自己犠牲の精神(笑).
これで王室関係がいれば完璧,とか思っていたらその後のニュースで,スコットランドだかで昭和天皇の切手を出そうとしたのを,日本の宮内省が待ったをかけたというニュースをしていた.畏れ多くも畏き天皇陛下の御顔に消印を押すなんて,ということだ.スコットランド側は,切手の発行は各国家の権利であるということでつっぱねたらしい.なんかさっきのコメディの続きのような気分.
- 4/9
- なんと遠くイタリアからメイルが来た.内容はというと,「私はキャプテン翼のファンで,あなたのページを見つけたが読めない.是非英訳版もつくってほしい」というもの.ちなみにあちらではキャプテン翼は"Holly & Benjy"という題名なんだそうな.
私がこれまで出会ったキャプテン翼ファンは一人の例外もなく馬鹿であったので,私はキャプテン翼ファンは嫌いである(作品自体は好きでも嫌いでもなく,どうでも良い).「あなたは本当の翼君じゃない」と面と向かって言われたりとか(その当時はかなりむっとしたが,今思えばそういう感情ではなく「かわいそうに」と思うべきだったなと反省している).が遠くイタリアからメイルが来ると,そういう嫌悪感を通り越して「ようやるわ」という気分になる.
しかしイタリアと言えばサッカーの本場.そんなところでキャプテン翼みたいな子供騙しのサッカーマンガのファンがいるというのはすごいなあ.まさか中田人気(マスコミが報道しているイタリアの中田人気がどこまで本当かはすこぶる怪しいが.フィオレンティーナのオリベイラは中田へのコメントを要求されて「遠く韓国からきてがんばっている」と出身国を間違えたコメントをしたらしいし)の余波じゃないだろうな.
UEFAチャンピオンズリーグの準決勝第1戦のディナモキエフvsバイエルンミュンヘンは,後半半ばまでは3-1でホームのディナモキエフが勝っていながら,最終的に3-3まで持ってこられてしまった.バイエルン強し.マンチェスターユナイテッドvsユベントスはマンチェスターホームで1-1.やはり腐ってもユベントス.ということで準決勝2試合はどちらも引き分け.次の第2戦で全てが決まる.
- 4/6
- スコラが廃刊になるらしい.結構微妙な位置の雑誌だったしなあ.
さらにはパソコン誌PC Wavwも廃刊になるらしい.不況なのだなあ.
- 4/4
- 最近は自由に使えるサブノートパソコン(Panasonic Let's Note CF-S21)を一つ確保できたので,これを頻繁に書くようになってしまった.
前に書いたことのある,ペルージャで贔屓のクリスチャン.ブッキだが,どうも無事にU21イタリア代表でゴールを決めたらしい.この調子で頑張ってほしい.他にU21イタリア代表のフォワードというと,インテルのヴェントラなどが思い出されるわけだが,この二人はなにかと好対照である.ヴェントラは名門インテルの秘蔵っ子でルックスもクール.一方ブッキはついこの間までアマチュアで地方の弱小チームペルージャでレギュラーになりきれてないし,おまけにひげ面のあか抜けないルックス.ここはぜひともブッキに頑張ってほしいところだ(別にヴェントラが嫌いなわけではない).
- 4/2
- いよいよUEFAチャンピオンズリーグの準決勝が来週に迫った.前にも書いたひいきのディナモキエフは,準準決勝で去年の優勝チームレアルマドリッドを下して堂々の準決勝進出を果たしている.今回の相手はドイツのバイエルンミュンヘン.かなり調子がよさそうなので勝つのはなかなか難しいだろうががんばって欲しいところだ.
もう1試合はユベントス−マンチェスターである.シンプルでスピーディーなサッカーのマンチェスターと,運の良いと言うべきか名門の底力と言うべきか,とにかく薄氷の上を渡りきるサッカーで上に進出し続けるユベントスである.
私個人の感想としては,ユベントスとバイエルンが当たって欲しかった.このユベントスに引導をわたせるのはバイエルンしかないだろうと思うのだ.残念ながら今のユベントスは決勝を戦うチームだとは思えない.そういうことで私はこの段階で消えてくれることを望んでいる.その方が決勝が「しまる」.
どうも現AJAXのリトマネンはバルセロナに行ってしまうらしい.これはもう往年のAJAXである.レギュラーの誰と変わるのだろうか.ポジション的にはルイス・エンリケだろうけども,さすがに彼をかえるのは評判悪くなるだろうから,コクーあたりだろう.そうすると,3トップの真ん中にクライファート,左にリバウド右にフィーゴ,トップ下MFがリトマネン,右MFがルイス・エンリケで左MFがR・デ・ブール,ボランチグアルディオラ,3バックがセルジ,F・デ・ブールにライツィハーという感じだろうか.リバウド→オフェルマルス,フィーゴ→フィニディ・ジョージ,ルイス・エンリケ→ダーヴィッツ,グアルディオラ→シードルフ,セルジ→ブリントとするとそのまま往年のAJAXである.
ただ最近のリトマネンはあまり調子がよくないようだ.AJAX自体も調子がいいというわけではないので,それに引きずられているだけかもしれないが.
ちなみにAJAXのキーパーのファン・デル・サールもマンチェスターとかいう話があるらしい.
- 4/1
- 昨日はサッカーの日本−ブラジル戦があった.順当にブラジルが2-0で勝利.日本は攻める形があまり見られずいまいち.ブラジルの方は韓国に負けたばかりなので連敗を避けたいというモチベーションは高かったが,あまりチーム自体がよくなかった.今まで戦ったブラジルの中では一番弱かったんじゃないだろうか.アンブロカップのころの加茂代表だったら勝てたかもしれないんじゃないだろうか.
やはり日本はパスのスピードが遅いし不正確.これではまともに攻められるわけがない.非常に見てて歯がゆいゲームであった.
ということで口直しにSports-i ESPNで放映されたオランダ−アルゼンチン戦を見る.3/28,29にはヨーロッパ選手権の予選があるため,ヨーロッパの各リーグはおやすみなのだ.そのため,ヨーロッパ選手権と関係ない国々がテストマッチをたくさん行ったのだ.日本とブラジルもそうだし,この(開催国ということで予選免除の)オランダとアルゼンチンもまたしかり.日本もヨーロッパのスケジュールを気にしながら日程を組むようになったのだなあ.
この2チームはフランスワールドカップの決勝トーナメントでも名試合を繰り広げている.その時はオルテガの退場やフランク・デ・ブールのすばらしいロングパス〜ベルカンプのすばらしいトラップ・ゴールもあってオランダが勝った.今回は双方監督が交替しての再戦ということになる.特にアルゼンチンとしては雪辱戦ということで気合いが入っているようだ.ちなみにアルゼンチンは全員ヨーロッパで活躍している選手で構成.それができるくらいにヨーロッパへ進出しているのだ.
で,試合はとてもいい.選手のモチベーションは十分,パスが早くて正確.その上で組織的である.やはり日本は下手なのだなあというのがよく分かる.前半10分にダーヴィッツのすばらしいミドルシュートでオランダが先制.が,後半72分にそのダーヴィッツが2枚目のイエローカードで退場になってしまう.さらにここで衛星回線が乱れて,10分ばかり中継が中断してしまう(怒).さらにさらに回復したとたんバティステュータが同点ゴール.オランダのディフェンダーが右サイドに偏りすぎてしまったところを死角から走り込んだバティステュータによいセンタリングが届いたのだ.その後は試合は少々荒れつつそのまま終了.これでオランダは4戦連続引き分けである.
いずれにせよ十分口直しになる面白い試合だった.