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1997年10月

10/28
 おとといの日曜日は色々勝負があった.宮城県知事選,F1GP最終戦,そしてサッカーワールドカップ予選UAE戦だ.

 宮城県知事選は「政党vs.脱政党」が争点と言われ,結局脱政党をうたった現職の浅野さんが圧倒的支持(2位の2倍以上の得票)を得て当選したわけだ.
 落選した自民・新進から推薦を受けた人は「政策をうったえていたのだが選挙戦がそこまで達しなかった」と言っていたが,これはずれていると多くの人に思われたのではないだろうか.結局今回の選挙は「パラダイムシフト」だったからだ.で,多くの有権者は積極的に(投票率が50%を超えたらしい)このパラダイムシフト(=脱政党)を支持したわけだ.政策云々以前が争点だったのだ.
 このパラダイムシフトを受けた上で(=政党による集票活動なしで)政策論争,と言うのが今後の選挙の形になってほしいところだ.

 F1GPはシューマッハとヴィルヌーヴの一騎討ちで,先にゴールした方が総合優勝という単純な形であった.結局シューマッハは途中でペースが落ちてしまい,抜きにかかったヴィルヌーヴを無理目に押さえつけようとしてに接触してリタイア,ヴィルヌーヴが優勝するという結果に終わった.
 去年の総合優勝はデーモン・ヒル,彼の父親は往年の名ドライヴァーグラハム・ヒル.そして今回総合優勝のジャック・ヴィルヌーヴの父親もこれまた往年の名ドライヴァージル・ヴィルヌーヴだったりする.これで二年続けて二世ドライヴァーが優勝したわけだ.
 一方の今年総合優勝を逃したミハエル・シューマッハは一昨年一昨々年と優勝してきたわけだが,彼はドイツのメルセデス・ベンツのドライヴァースクールの出身.
 こういう人達が優勝争いをするというのは,「ヨーロッパ的貴族的血統主義」vs「アメリカ的(ドイツ出身だけどさ)近代民主主義的機会平等才能主義」の戦いのようで面白い.

 サッカーは相変わらずだった.セットプレーに弱い,後半ばてる.カズもへろへろ.fjで誰かが言っていたけども,チームのピークをこの予選に持ってこれなかったのが敗因だと.納得.ワールドカップの間の4年間を使って若手を育成して,4年後に強いチームを作るべきなのに,4年間常に強いチームを作ろうとして失敗したわけだ.
 前回と今回で,ある程度強いチームを作れる事は分かったんだから,あとはこういうペース作りを含めた経験なんだろうなあ.やっぱ経験豊かな外国人監督呼んで,日本サッカー協会も含めた全体がそこから学ばないと,と言うことなのかな.こういう経験は積んだ人でないと分からないからねえ.

10/21
 『心療内科涼子』の第二回を見る.まあドラマだからあんなもんでいいのかもしれないけども,あんなに患者に感情移入するような医者は怖い.アレで患者に自殺でもされたら立ち直れないと思うんだけどなあ.
10/20
 ビデオにとっておいた『心療内科涼子』の第一回を見た.内容的には「共依存」やらなんやら,絵にかいたような話であったがまあそれは問題ではない.ポイントは「黒谷友香」である.きりっとしたルックスに白衣がマッチ.ヒットである.彼女がカウンセラーだったらば私は心身症でも拒食症でもなんにでもなりますよ.

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