LSDの組み込み


12万キロメートル突破を記念して(?)、LSDを組み込むことにしました。
1月6日のモーターランドスズカ走行会でアクセルを踏み込んでいるのに前に進まなかったからです。

今さらながら…

ええ歳こいて…
という気も、さすがにゼロではないのですが

常識的な考え方を自ら打ち破ろうとすることがアンチエイジングの第一歩だ

ということで
やっちゃいました(^^ゞ。

今回の作業もS森さんにお願いしました。
さらに、このページの写真も解説もS森さんにご面倒をおかけしています。
編集だけ、ぼくです。



【左】リフトに載せ作業スタート
【右】ボンネット内各パーツ取り外し
(エアクリ、バッテリー、各センサー、チェンジワイヤー、ハーネス、セルモーター、クラッチ配管、スレーブ等々)





リフトを上げ、下回り各パーツ外し (ドラシャ、EXマニ、Fメンバー、ショックフォーク、アンダーカバー、ミッションOIL、インターミディエイトシャフト等々)




【左】いよいよMT本体を取り外し、慎重にMTジャッキで降ろします。 【右】単体になりました!!
この時点で、2時間ほどかかってます。





【左】
JunのクロモリFWとクラッチAssy。
まだまだOKそうです。

いよいよMTの分解です。
まずはフォークのリンケージから外し、その後シフトフォークシャフトボールを外し、リバースギア固定ボルト、ケース外側のカンターシャフト上部のキャップを外し、内部のシャフト固定のサークリップを外します。
そして、ケース外周のボルトを外していき、カバーを外します。


【左】で、ケースを開けると…。
左のデカいのがノーマルオープンデフ。中央がカウンターシャフトAssy。右側がメインシャフト。手前の下に見えるのがリバースギア。
全体的に黒いのは内部に溜まったスラッジです。でもこれはまだまだキレイな方です。
【右】デフを外すには全てのギアを外さなくてはなりません。
まず、リバースギアフォークを外しリバースギアを外します。
次に、メイン、カウンタ、シフトフォーク×3本を一気に外し、デフを外します。




【左】全て外したケースAssy。
デフ部の底に見えるのが車速センサーギアです。
【右】MTケース下部に鉄粉取りのマグネットがあります。



【左】5th、リバースのシンクロナイザーです。
角に変形や摩耗がないかチェックします。
【右】シフトフォークの先端も観察と測定をします。
今回は多少の変形がありましたが距離の割にはへたりも少なく再使用可能と判断しました。



【左】いよいよデフの交換です。
左がノーマル。
右が、CL1ユーロRのヘリカルLSDです。
【右】交換するデフからリングギアを外し、ヘリカルへ組みかえます。
各パーツも洗浄し、元どおりに組み立て、逆の手順でケースへ組み立てます。

【左】ケース合わせ面を脱脂して液体パッキンを薄く塗り、メインシャフトを上部のプレートの位置を合わせ、慎重にケースをかぶせていきます。その後、ボルトを締めカウンターシャフトを上げ、サークリップで固定し、外していた各パーツを再組み付けしてAssyのMTに組み上げます。 【右】各ギアがMT単体でスムーズに入るか確認し、車両へ載せます。
MTジャッキを使い、人力でピッタリ入れます。




【左】最後にMTオイルを入れて完成です。
今回は、ASH(アッシュ)80W-90ギアオイルです。
【右】今回お世話になったS森メカのショップです。
感謝!!