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今月の特集

= ウェールズの国旗(Red Dragon) =

ユニオンジャック

聖ジョージ旗

イングランド

スコットランド

聖アンドリュ旗

聖パトリック旗

アイルランド

英国の国旗、ユニオンジャックにはウェールズの旗が含まれていない。
1707年、女王の時代にイングランドとスコットランドは連合し、いわゆるグレート・ブリテンが誕生した。そして、1801年ジョージ三世の時代にアイルランドもグレート・ブリテンに組み込まれた。
一方、ウェールズの王、ルーワリンがイングランドに攻め滅ぼされたのはこれらのずっと前の1282年で、これら歴史的背景からユニオンジャックには入れられなかった。

ただ、ルーワリンの紋章は現在もプリンス・オブ・ウェールズとして英国皇太子に引き継がれている。

左のレッドドラゴンの旗が正式にウェールズの国旗として認められたのは、1950年代に入ってからである。
生地の白と緑はウェールズの名家、チュウダー一族のシンボルカラーであり、同一族からはヘンリー七世が出て、チューダー王朝を開いている。
ドラゴンはローマ時代から軍旗の頭に飾られており、その後ウエールズのシンボルとなっていった。アーサー王物語で有名な魔法使いマリーンが「城が直ぐに壊れるので調べた所、地下でサクソンの白い竜とウェールズの赤い竜が戦っ

っていた云々」の話があり、その頃からレッドドラゴンはウェールズのシンボルマークであった。

ただ、その形は時代とともに変わっており、ヘンリー七世の時代の旗は右図の様であり、特にその尻尾は現在と異なり、だらっと垂れている。

(雑記)
筆者がウェールズの日系企業の工場で働いている時、偶々エリザベス女王のご来訪の栄を賜った。工場には旗を掲揚するポールが三本あり、女王がいらっしゃる間はその建物に女王旗を掲げる必要がある。そこで、中央に女王旗、右にユニオンジャック、左に日章旗は掲げる用意を した所、現地人から「ユニオンジャックはウェールズの旗ではない。」との苦情が出た。そこで 、ユニオンジャックをレッドドラゴン旗に変えたところ、その工場には若干名のイングランド人が居た。そして今度は彼らから苦情が出た。結局、日章旗を引き下げ、右にユニオンジャック、左にレッド  ドラゴン旗、そして中央に女王旗を掲げて一行をお出迎えした。
海外で工場を建設する時はその国の国情を調べて、ポールの数を決める必要がある!!