現状より正規職員を減らすと給食の質を維持することは困難であると判断した根拠の公開決定に係る異議申立書

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○ 高石市職員労働組合は、高石市教育委員会に対して、高石市教育委員会が現状より正規職員を減らすと給食の質を維持することは困難であると判断した根拠の公開を求めていたところ、児童数別・喫食数別の調理員配置基準、平成13年度から平成21年度までの喫食数、配置基準、正規職員数、臨時職員数及び退職者数の経緯と推計、調理員の年齢構成の3種類の資料のみ公開されました。しかし、これらの資料からは、正規職員が減ることはわかりますが、それにより給食の質を維持することが困難になることは読みとれないため、他に公開すべき文書があるとの趣旨の異議申立てを行いました。

 高石市教育委員会 様

2007年1月17日 

異議申立人 高石市職員労働組合     
執行委員長  小 倉  望 

異 議 申 立 書

  次のとおり異議申立をする。

1 異議申立人の住所・氏名

   住所 高石市加茂4丁目1−1
   氏名 高石市職員労働組合
      執行委員長 小 倉  望
      (住所・年齢 略)

2 異議申立に係る処分

 高石市教育委員会(以下「市教委」という。)の平成19年1月9日付、高石教委総第4450号による異議申立人に対する公文書公開決定

3 異議申立に係る処分があったことを知った年月日

 2007年1月11日

4 異議申立の趣旨

 第2項記載の処分を取り消し、請求に係る公文書を公開するとの決定を求める。

5 異議申立の理由

(1) 異議申立人は、2006年12月15日付で、市教委に対して、高石市情報公開条例に基づき、「2006年11月に高石小学校及び高陽小学校の保護者あてに送付されたアンケートの回答中に「これ以上正職員配置を減らす事は、給食の質を維持する事すら困難であると判断しております。」、「今後調理職員の定年退職等により現状のままですと11名不足することになり、現在の給食の質を維持することすら困難な状況であると考えています。」とあるが、そのような判断、考えをした根拠がわかる資料」の公文書公開請求を行った。

(2) 市教委は、平成19年1月9日付、高石教委総第4450号により、公文書公開決定を行った。

(3) しかし、本件処分は、次の理由により違法である。
 市教委のアンケートの回答は、現状よりも正規職員が減ると給食の質が維持できないと説明している。本件公開請求は、その根拠がわかる資料の公開を求めたものであるが、公開されたのは、児童数別・喫食数別の調理員配置基準、平成13年度から平成21年度までの喫食数、配置基準、正規職員数、臨時職員数及び退職者数の経緯と推計、調理員の年齢構成の3種類の資料のみであって、これらの資料からは、正規職員が減ると給食の質が維持できないとする根拠は全く読み取れない。
 市教委は、上記のように、正規職員が減ると給食の質が維持できない、すなわち、給食の質を維持するためには調理員が正規職員でなければならないとの考えに基づいて、正規職員数が配置基準を下回っている現状から、一部の学校の給食調理業務を委託し、残りの学校では、正規職員のみでほぼ配置基準を満たすことができるように給食調理業務の委託を進めようとしている。しかし、市教委には、給食調理業務を委託する業者に配置基準を満たせるだけの正規職員配置を義務付ける考えはないこと、市教委は1食150円で委託費を積算しているが、この単価では正規職員配置は不可能であること、給食調理業務を委託している他市の例から、受託業者は、少数の正規職員と多数の非正規職員を配置しているのが常例であることから、市教委の考えに従えば、直営校では給食の質が維持されるが、委託校では給食の質が維持されないことになる。
 本件公開請求は、このような疑問から、給食の質を維持するためには調理員が正規職員でなければならないと市教委が考えたその根拠となる資料の公開を求めたものである。正規職員配置が必要であるとする根拠となる資料として、異物混入等の事故発生状況、冷凍食品・加工食品の使用状況、献立内容等を、配置基準どおり正規職員が配置されている場合と非正規職員が多数配置されている場合とを比較したデータ、正規職員・非正規職員それぞれの経験年数・雇用条件、職員の雇用条件又は経験年数の差等と仕事の質を論じた文献等が想定されるが、公開されたのは、配置基準、正規職員数と非正規職員数の経緯と推計、調理員の年齢構成等のみであり、給食の質等に関するデータは全くない。したがって、これらの資料からは、正規職員数が配置基準に不足することはわかるが、正規職員数と給食の質との関係を読み取ることは不可能である。
 市教委は、これまで、保護者に対するアンケート回答のみでなく、我々高石市職員労働組合に対しても、給食の質を維持するためには調理員が正規職員でなければならないと繰り返し説明してきたので、それを根拠付ける資料は必ず持っているはずであり、公開されなければならない。そうでなければ、保護者や我々に、給食の質を維持するためには調理員が正規職員でなければならないというような説明はできないはずである。
 なお、本当に給食の質を維持するためには調理員が正規職員でなければならないことを根拠付ける資料を持っていないのであれば、公文書公開決定ではなく、公文書不存在による非公開決定をしなければならないが、そうであるなら、これまでの保護者や我々に対する説明は虚偽説明になる。

(4)以上から、本件公開決定を取り消し、請求に係る公文書を公開するとの決定を求めて本件申立に及んだものである。

6 高石市教育委員会の教示の有無及びその内容

 教示はない。

(2007.1.19 掲載)

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高石市職員労働組合 「高石まちづくり情報」
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