高石市が南海中央線(加茂地区)・新村北線の2013年度までの整備を表明
財政危機の下で急いで実施すべき事業でしょうか?
費用便益分析よりも市民ニーズに基づく民主的な事業選択を

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   高石市が南海中央線(加茂地区)・新村北線の2013年度までの整備を表明
        財政危機の下で急いで実施すべき事業でしょうか?
      費用便益分析よりも市民ニーズに基づく民主的な事業選択を

 「広報たかいし」2010年6月号の2面・3面の全部を使って、2013年度の完成
をめざして南海中央線・新村北線の整備を進める、という記事が掲載されています。整備
費用は、ケース1(南海中央線(加茂地区)と新村北線)で62.8億円、ケース2(南
海中央線(加茂地区・東羽衣地区)と新村北線)で98.6億円とされています。そして、
これらの道路整備の費用便益分析について、ケース1は1.77、ケース2は1.45と
費用よりも便益が上回るとされています。そこで、これらの道路整備の理由とされた費用
便益分析とはどういうものか、森裕之立命館大学教授にコメントをいただきました。

<森裕之立命館大学教授のコメント>
費用便益分析はいろいろな仮定(割引率の設定、時間の長さ、便益や費用の範囲の設定な
ど)に基づいて、もっといえばかなり恣意的に運用されることが多く、これが正しければ
国土交通省のやっている公共事業はすべて是認されることになります。ちなみに、長野県
では「住民参加の活性化につながるか」といったことまで便益項目に入れていましたが、
それはそういった施策を推進したいという目的にあった項目を設定したということです。
また、財政危機の下では、便益/費用比が1を超えていても当該事業が行われるべきだと
いう判断にはなりません。それ以外に、ずっと重要な施策(教育とか福祉とか環境とかを
含めて)が存在する可能性が大きいからです。むしろ出発点は、市民ニーズの把握とその
内容の精査に基づいて、限られた財源の中で高石市が行うべき事業(何もせず起債償還に
あてることも含めて)を考えるべきだということになります。

(2010.6.16 掲載)

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高石市職員労働組合 「高石まちづくり情報」
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