市立羽衣保育所は廃止民営化するな!
羽衣保育所廃止取消訴訟を支援します

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   羽衣保育所は廃止民営化するな! 羽衣保育所廃止取消訴訟を支援します

 羽衣保育所は、昨年の3月議会で廃止条例が可決され、この3月末をもって廃止民営化
されることになっています。しかし、羽衣保育所の保護者77名が廃止処分の取り消しを
求めて訴訟を提起し、あわせて廃止処分の執行停止の申し立ても行っています。

 市の説明によると、安心こども基金を使って耐震化するために廃止民営化するというも
のですが、公立保育所のまま耐震化する方法はあります。財政的に廃止民営化よりも市の
負担が増えるというものでもありません。そもそも、園舎の半分は芦田川改修の際に建て
替えられていて既に耐震基準は満たされています。それを壊して建て替えることこそ財政
の無駄遣いです。
 
 保護者は保育所を選択し、就学前まで保育を受けることを保障されています。廃止民営
化によりそれを変更)することは、保護者に対する約束違反となります。保護者に対して
廃止民営化の事前の説明もされてもいません。

 高石市にはかつて6公立保育所がありましたが、阪口市長はわずか5年の間に4園を廃
止民営化しました。残りは綾園保育所1園のみです。保育の手段を自ら放棄して子育て支
援を一体どう進めるのでしょうか。また、過去の公立保育所の廃止民営化の検証もされて
いません。

 高石市行財政改革推進本部は「公立保育所の2園民営化について」という方針の中で公
立保育所を3園残すことを決定しています。また、阪口市長は、市議会で公立保育所を3
園残すと答弁しています。この方針や答弁がいつどのような理由で撤回されたのか、全く
説明されていません。

 加茂保育所廃止民営化のときは受け手に3法人しか応募がありませんでした。羽衣保育
所にいたってはわずか2法人しか応募がありませんでした。高石市の公立保育所廃止民営
化は、受け手の点から行き詰っています。

 現状では障害児保育は主に公立保育所が担っています。公立保育所が減る一方、私立保
育所の障害児保育が現状のままだと障害児の行き場が失われます。

 羽衣保育所廃止民営化により保育士は全員入れ替わります。子どもは保育士との信頼関
係を築きながら保育所で生活します。それが一旦断ち切られることによる子どもへの影響
は計り知れません。

 公立保育所の廃止民営化とは保育の市場化であり、保護者が市場の中で自由に保育所を
選択できることが前提となります。しかし、自宅の所在地や通勤経路などにより選べる保
育所は限定されます。したがって、選択の自由の前提条件が成り立ちません。

 保育の市場化とは、最終的にバウチャー制に行きつくと思われます。このような仕組み
が保育にふさわしいとは思えません。

※ バウチャー制 政府は保護者全員に定額の補助金を支給します。保護者は子どもを預
けたい保育所を選択します。保護者は支給された補助金を用いて保育所に保育料を支払い
ます。補助金で不足する分は保護者が自己負担します。これがバウチャー制です。このよ
うな仕組みは、保護者が保育所を自由に選択できることが前提条件となりますが、その前
提条件は前記のように成立しません。また、質の高い保育は保育料も高くなるため、保育
料のうち補助金で不足する分を負担できない保護者は質の高い保育を受けられず、保育に
貧困と格差が持ち込まれることになります。

 公立保育所は、保護者に保育内容が公開され保護者が保育内容に係わることができる点
に特徴があり、私立保育所は、保育所経営者の保育理念に基づいて保育が行われる点に特
徴があります。私立保育所ばかりになると、保育所経営者の保育理念とあわない保護者と
子どもは行き場を失います。したがって、子どもにあまねく質の高い保育が保障されるた
めには、保護者に保育内容が公開され、保育に保護者が関わることのできる公立保育所が
基幹的に保育を担う(少なくとも公立保育所が一定数確保される)必要があります。

 以上から、高石市職員労働組合は羽衣保育所の廃止民営化に反対し、羽衣保育所訴訟を
支援します。

(2014.2.27 掲載)

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高石市職員労働組合 「高石まちづくり情報」
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