これまでの保育所民営化事業者の選考方法は不適切
選考方法は慎重に検討を

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  これまでの保育所民営化事業者の選考方法は不適切、選考方法は慎重に検討を

 高石市ではこれまで、東羽衣、高石、取石、加茂の公立保育所が廃止され、民営化され
てきました。民営化の受け手となる事業者は、事業者選考委員会において応募者の提案を
点数で評価して決めてきました。しかし、このような選考方法は次のように不適切である
と考えます。

1 評価を相対評価でするのか絶対評価でするのかが明確にされていません。応募者が多
数ある場合は、相対評価であっても選考委員会が期待する内容の事業者が選考される可能
性はあると思われますが、応募者が加茂保育所や羽衣保育所のように少数である場合は、
選考委員会が期待しない内容の事業者が選考される可能性が高くなります。絶対評価は、
そもそも、採点項目ごとに最低ラインを設けるなどして期待しない内容や不適切な内容の
提案をした応募者を失格にすることを目的に行われますが、応募者が少数であった加茂保
育所の民営化を含めて、これまで項目ごとに最低ラインを設けるなどがされたことはあり
ません。

2 採点の基準が統一されていません。採点する場合は、項目ごとに統一した採点基準を
定めて選考委員はそれに従って採点する必要があります。そうしないと、委員ごとに採点
のばらつきが異なることになり(※)、最高得点者が最も良い提案でない場合が生じるお
それがあります。

※ 各項目について、ある委員はあまり差をつけずに点数を付けたのに対して、別の委員
はメリハリを利かせて配点の枠一杯に点数を上下させた、というようなことをしていると、
ある重要な項目で非常に低い点数となったにもかかわらず合計点数では最高得点となる可
能性が生じます。

3 これまで、応募者の提案は点数のみで評価されてきましたが、保育内容はすべてを点
数で評価できるようなものではありません。したがって、点数で評価できるものと評価で
きないものを分け、点数で評価できないものは選考委員の話し合いによって評価するとい
うような工夫が必要です。また、選考委員全員が全項目について評価が可能とは限りませ
ん。例えば、一定の専門知識や経験が必要と思われる保育内容や法人財務などは、選考委
員全員が評価できるとは限りません。したがって、特定項目の評価の辞退を選考委員に認
める、特定項目の評価から選出が専門知識・経験・当事者ではない委員を除くなどの措置
も必要と思われます。

 以上から、羽衣保育所民営化事業者の選考方法は、当事者である保護者の意見もふまえ
て慎重に検討されなければなりません。

(2012.11.12 掲載)

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高石市職員労働組合 「高石まちづくり情報」
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