豊かで安全な学校給食をめざす要求書を高石市教育委員会に提出

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○ 高石市職員労働組合は、2011年11月4日に高石市教育委員会に「豊かで安全な学校給食をめざす要求書」を提出しました。

           豊かで安全な学校給食をめざす要求書

 学校給食調理業務の民間委託が始まって4年が経過しましたがこの間に、調理業務の民
間委託には次のような問題のあることが明らかになっています。
@ 正規職員の退職をパート職員で補充し直営を維持した場合との比較で、委託は4年間
 の合計で1億円以上も高くついていること、中学校給食の実施が予定されていますが、
 小中学校全校の調理業務を直営で行った場合と委託で行った場合の経費の比較をする 
 と、ほぼ同じ(2010年度決算ベースでは直営が500万円高くなりますが、2011年度決
 算ベースでは逆に委託が500万円高くなると見込まれます。)であることから、調理業
 務を民間委託することの経費面でのメリットは全くありません。なお、調理業務を民間
 委託する理由の市教委見解は、「学校給食調理業務を業者委託する唯一の理由は、学校
 給食の質と安全を確保する条件は調理員が全員正規職員であることだが、直営校ではそ
 れが確保できない。」というもので、経費の削減を民間委託の理由に挙げているもので
 はないことを念のため申し添えます。
A 給食調理は、調理員と献立作成者の栄養士との密接な連携のもとに実施されるべきも
 のです。また、市教委が衛生面に責任を持つためには市教委が衛生管理マニュアルを作
 成し、市教委職員が民間業者の調理員が衛生管理マニュアルを遵守しているかチェック
 しなければなりません。これらのことを確実に実行しようとすれば、違法な「偽装請負」
 となります。
B 学校給食は食育として教育の一環として実施されます。したがって、調理員は学校の
 構成員として学校運営に参加し、子どもたちと触れ合い、食育に参加しなければなりま
 せん。現に、直営校では、調理員が食育掲示板を運営し、子どもたちと交流しています。
 しかし、民間委託では、民間業者の調理員が食育に携わることは困難です。
C 東日本大震災では、地元自治体の調理員や支援する自治体の調理員が避難所で食事の
 炊き出し等に従事しました。民間業者の調理員にこのようなことを求めるのは困難です。

 また、食育基本法や食育基本計画、学校給食法で、学校給食は知育・徳育・体育の基礎
をなすものと位置付けられていますが、市教委において調理現場や調理員の担う業務がそ
れに相応しいものに位置付けられているか、疑問のあるところです。
 ついては、下記の事項を要求しますので、誠意ある対応を要請するものです。

                    記

1 調理業務の民間委託を中止し、直営に戻すこと。中学校給食の調理業務は直営で実施
 すること。
2 直営に戻すことにより節減できる経費で、ドライシステムへの改修やスチームオーブ
 ン、急速冷却機等の設備の充実を図ること。
3 中学校調理場は、ドライシステムとし、外から見学できるように設計すること。小学
 校調理場も改修する場合は、外から見学できるようにすること。
4 栄養士を全校に配置すること。
5 栄養士を教育総務課に配置すること。
6 教育としての学校給食という点から、給食費の公費負担を検討すること。
7 地産地消を推進すること。安全な食材の確保に努めること。
8 衛生管理マニュアルの改善、献立の改善等にあわせて調理員配置基準を見直すこと。
9 療養等で調理員が10日以上の休暇となる場合は、当該学校に固定された調理員を配
 置すること。
10 シャワー室の出入口に目隠しを設置すること。

(2011.11.4 掲載)

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高石市職員労働組合 「高石まちづくり情報」
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