取石幼稚園・取石保育所の廃止、民営化/認定こども園の設置
市役所内部での検討はたったの1回、
運営事業者の選考にはたったの3ヶ月

戻る  新着情報

      取石幼稚園・取石保育所の廃止、民営化/認定こども園の設置
   市役所内部での検討はたったの1回、運営事業者の選考にはたったの3ヶ月

 高石市と高石市教育委員会は、2009年10月13日に、突然、取石幼稚園と取石保育
所を廃止し、民間事業者による認定こども園の設置を決定しました。そして、11月2日の
臨時市議会で取石幼稚園・取石保育所を廃止したあとの民営化/認定こども園の運営事業者
を選考するための委員会関係予算が可決されました。取石幼稚園と取石保育所を保護者や市
民の意見を聞かないまま、こんなに簡単に廃止してしまっていいのでしょうか?

 
 市役所内に副市長を委員長とする「幼保連携検討委員会」という組織が作られましたが、
会議はたったの1回しか開かれていません。取石幼稚園・取石保育所の廃止、民営化/認定
こども園の設置の検討は、実質的にこの会議1回だけです。

 その「幼保連携検討委員会」が取りまとめた「取石保育所及び取石幼稚園の運営方針に
ついて」はA4でたったの1枚半です。

 そこには、認定こども園の必要性や民営化の必要性については何も書かれていません。
経過などのほか、ただ、取石幼稚園と取石保育所を民営化し、建替えて、認定こども園に
する、としか書かれていません。

 高石保育所の民営化のときは、事業者の選考に7ヶ月かけ、8回会議を開き、応募者の
運営する保育所の見学もしています。

 今回の民営化/認定こども園の事業者の選考は、たったの3ヶ月で行います。会議は、
高石保育所民営化のときと同じペースとすれば3回ぐらいしかありません。これでは、当
事者である保護者の意見を聞くどころではありません。

 私立の認定こども園は大阪で5か所しかありません。したがって、認定こども園の経験
のある事業者が応募する可能性は低く、当然、応募者が運営する認定こども園の見学も、
まずありません。

 取石地区から公立の幼稚園も保育所もなくなります。市役所が取石地区の就学前の子ど
もたちの様子を、直接把握することができなくなります。

 公立に行きたいときは、阪和線を越え、第二阪和を越え、加茂幼稚園、加茂保育所まで
行かなければなりません。

 取石幼稚園、取石保育所は、取石地区の住民の皆さんの運動によって建設されました。

 そのような歴史のある施設をたった1回の市役所の内部会議で無くしてしまっていいの
でしょうか?

 公立の子育て支援センターは、取石地区には必要ないのでしょうか?

 地震対策の当面のこどもの安全確保と民営化/認定こども園とは全く関係ありません。
一緒くたにしてはいけません。

 当面のこどもの安全を確保しつつ取石幼稚園・取石保育所のあり方は、時間をかけてじ
っくり考えるべきです。

 他市では、幼稚園・保育所の連携について、最低でも1、2年、長いところでは5年も
6年もかけて議論をし、結論を出しています。性格の異なる施設を一緒にするためには、
それぐらい時間をかけなければいけません。あわてると失敗します。

 公立幼稚園、公立保育所の建て替えにも国から交付される補助金や地方交付税の加算が
あります。民営化/認定こども園だけに国から資金が出るわけではありません。

 高石市・高石市教育委員会は、取石保育所・取石幼稚園を公立のまま建替えた場合の経
費は試算していません。つまり、経費的にどの方法が最もよいか”調べていない”のです。

(2009.11.16 掲載、2009.11.17更新)

戻る  新着情報

 

高石市職員労働組合 「高石まちづくり情報」
http://www5e.biglobe.ne.jp/~t-joho/
E-mail sroso-takaishi@mse.biglobe.ne.jp