学校給食調理委託の「偽装請負」、「監督・検査」、「教育総務課への栄養士配置」問題の交渉・説明議事録(2008.12.22)

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○ 2008年12月22日に行われた高石市教育委員会と高石市職員労働組合との学校給食調理委託の「偽装請負」、「監督・検査」、「教育総務課への栄養士配置」問題の交渉・説明議事録です。


学校給食調理委託の「偽装請負」、「監督・検査」、「教育総務課への栄養士配置」問題
の交渉・説明議事録

日時  2008年12月22日(月)午後6時〜7時
場所  会議室312
出席者 高石市教育委員会 園田教育部長、澤田教育部次長兼教育総務課長
    高石市職員労働組合 堀川委員長、小倉副委員長、橋本副委員長、吉田副委員長、
              溝之上書記長他

市職労 12月2日に提出した申し入れについて、見解を求める。
     偽装請負の解消と委託先調理員の直接雇用・直営化を求める申し入れ
     学校給食調理業務委託監督・検査体制の確立について高石市教育委員会に申し入れ
市教委 給食調理業務は偽装請負とは考えていない。給食調理業務の民間委託の中止は考
 えていない。来年度の加茂小学校の給食調理業務の民間委託は中止しない。高石小学校、
 高陽小学校の委託先調理員の市教委直接雇用はしない。学校給食は、安全・安心、栄養
 バランスが求められ、食生活改善等学校教育の一環であり、調理業務は、限られた時間
 内に仕上げなければならず専門的技術が必要で、市教委作成の学校給食衛生管理マニュ
 アル、文部科学省の学校給食衛生管理の基準に従って委託先が適正に調理し、市栄養士
 は委託先調理員には直接指示せず、委託先責任者に指示、連携している。市栄養士の雇
 い止めはしない。食材の検収、給食の検食等は校長の管理のもとで校長、教頭、府費栄
 養士、市栄養士が一丸となって行い、校長は調理された給食の評価をしている。

○ 学校給食調理委託業務の監督と検査について

市職労 高石市監督及び検査事務規程第3条は、監督員と検査員の兼務を原則禁止として
 いる。前回の説明会で、校長、教頭、府費栄養士、市栄養士が監督員と検査員と兼務す
 るのは規程違反だと指摘している。
市教委 学校給食は、校長の管理の下、校長、教頭、府費栄養士、市栄養士が一丸となっ
 て行っている。監督・検査事務規程違反ではない。
市職労 校長、教頭は検便しているのか。
市教委 校長、教頭は検便していない。必要があればするが、必要かどうか検討していな
 い。
市職労 検便をしていなければ調理場に入れない。どうやって調理業務の監督をするのか。
 これは、前から指摘していることだ。
市教委 監督・検査事務規程で監督員と検査員と兼務禁止となっているが、学校給食は安
 全・安心、時間厳守等が必要であり、校長の管理の下、校長、教頭、府費栄養士、市栄
 養士が一丸となって監督と検査に当たっている。
市職労 それが監督・検査事務規程違反だと言っている。規程違反は認めるか。
市教委 校長の管理の下、校長、教頭、府費栄養士、市栄養士が一丸となって監督と検査
 に当たっている。
市職労 前回も説明したが、監督員が検査員を兼務すると、自ら監督した委託業務の検査
 を自ら検査員としてすることになる。これでは、検査の意味をなさい。したがって、監
 督・検査事務規程は、監督員と検査員と兼務を禁止している。監督員、検査員は、上司
 の指揮命令の下に職務を遂行するというものではなく、監督員、検査員である職員が独
 立して職務を遂行するという仕組みだ。校長の管理の下、同じ職員が監督と検査をする
 という仕組みではない。
市教委 仕様書には、校長又は学校栄養職員若しくは校長が指定した職員が行う検食のた
 め配膳を行い、その評価を受ける、と規定している。
市職労 仕様書のことを聞いているのではない。地方自治法、契約規則、監督・監査事務
 規程に基づく監督と検査のことを聞いている。監督員、検査員の職務命令は発せられて
 いるのか。
市教委 発している。(※)
市職労 職務命令を発した相手の職員に、監督員、検査員の説明はしたのか。
市教委、説明はしていない。校長、教頭が委託業者から提出された書類を確認している。
市職労 市栄養士は、委託業者の調理員が市教委学校給食衛生管理マニュアルに従って調
 理しているか調理中にチェックしていないのか。チェックしていないのであれば、地方
 自治法でいう監督をしていないことになる。
市教委 市栄養士は、委託業者の調理をチェックしている。
市職労 監督員と検査員とは明確に分け、それぞれの職務と責任が明確にされなければな
 らない。校長、教頭、府費栄養士、市栄養士が一丸となってというような職務と責任が
 曖昧な体制は地方自治法や監督・検査事務規程の予定しているところではない。
市教委 校長、教頭、府費栄養士、市栄養士が一丸となってでは、もたれあいになる危険
 性があることは認める。しかし、監督と検査とは一緒にしなければならない。
市職労 それは監督・検査事務規程に違反する。そのような見解は、高石市の統一した見
 解か。
市教委 市教委サイドの見解だ。
市職労 監督員と検査員には、地方自治法243条の2により故意又は重大な過失がある場
 合の損賠賠償責任も課せられている。市栄養士は非常勤職員だ。非正規職員にこのよう
 な責任を負わすのかという問題があることを指摘しておく。

○ 教育総務課への栄養士の配置について

市職労 教育総務課には栄養士が配置されていない。食材の発注等専門知識が必要な部署
 であるにもかかわらず栄養士が配置されていないのは問題ではないか。
市教委 学校との連携も含めて栄養士の配置が必要だと認識している。

○ 学校給食調理委託業務の偽装請負について

市職労 委託は、業者に、食材は無償提供し、調理場は無償提供し、電気・ガス・水道は
 無償提供し、設備の維持管理経費は市が負担し、献立は市教委が作成し、調理は市教委
 が作成した学校給食衛生管理マニュアルに従って行わせる、という内容か。
市教委 そうだ。
市職労 この内容は、今後の委託でも守るのか。
市教委 守る。
市職労 この内容が偽装請負だと労働局から指摘を受けても守るのか。
市教委 守る。

※ 職務命令を発した相手とされる複数の職員に確認したところ、市教委からは監督員・検
 査員の職務を遂行せよとの具体的な指示は出されていないと思われること、市教委回答に
 あるように、市教委は当該職員に監督員・検査員の説明をしていないことから、職務命令
 を発している旨の説明は虚偽の疑いがあります。なお、職務命令の件は、2008年11月5日の
 説明会
でも議題となり、職務命令は発せられているかとの質問に対して市教委は回答する
 ことなく無言でした。

(2008.12.26 掲載)

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