配置されているのかいないのかよくわからない委託学校給食調理業務の監督員・検査員−学校給食調理業務委託に係る説明会議事録(2008.11.5)

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○ 2008年11月5日に開催された高石市教育委員会による学校給食調理業務の委託に係る説明会の議事録です。


      高石市教育委員会による学校給食調理業務の委託に係る説明会議事録

日時 2008年11月5日(水)午後6時〜午後8時
場所 会議室202
出席者 高石市教育委員会  園田部長、澤田次長兼教育総務課長、田中課長代理
    高石市職員労働組合 堀川委員長、小倉副委員長、北口副委員長、吉田副委員長、
              溝之上書記長他

要旨

○ 学校給食調理業務を業者委託する理由について

市職労 改めて確認するが、給食調理業務を委託する理由は何か。
市教委 学校給食調理委託業務実施に関する基本方針に基づいて調理員の配置状況と喫食数を見
 て委託する。
市職労 それは委託の進め方であって、聞いているのは委託する理由だ。これまで、市教委は市
 職労に対して「学校給食調理業務を委託する唯一の理由は、学校給食の質と安全を確保する条
 件は調理員が全員正規職員であることだが、直営校ではそれが確保できないからだ。しかし、
 学校給食の質と安全を確保する条件は調理員が全員正規職員であることだということの根拠は
 ない」と2回(2007年4月27日説明会、2008年8月6日説明会)説明し、確認しているが、
 これは今も確認できるか。
市教委 確かにそのように言ったが、それは話の流れの中のことだ。
市職労 2回ともお互いに発言内容を確認し、議事録にまとめた。その議事録を反故にするつも
 りか。
市教委 反故にするつもりはない。

○ 調理員の配置人数について

市教委 市職労は、直営校の正規職員の配置は各校2名でよいと主張しているが、それで仕事が
 できるのか。正規職員が1人休めば残りの正規職員は1人になる。
市職労 本来的には市教委の言うように全員が正規職員であるべきだが、正規職員を各校2名と
 し、配置基準に不足する人数を長期雇用を前提に非正規職員で代替することは可能と考えてい
 る。財政危機のもとではやむを得ないと判断している。正規職員が各校2名では仕事ができな
 いというのであれば、常勤職員を各校2名しか義務付けていない委託校でも仕事ができないと
 いうことになる。

○ 監督員・検査員について

市職労 監督員は誰か。
市教委 校長、校長が指定する職員、府費栄養士だ。
市職労 校長が指定する職員とは誰か。
市教委 教頭と市栄養士だ。
市職労 校長、教頭は検便をしていないので調理場に入れない。それで監督はできるのか。
市教委 専門的部分は栄養士がする。市の栄養士が、委託業者調理員が衛生管理マニュアルどお
 り調理しているか確認している。
市職労 検査員は誰か。
市教委 校長、教頭、市栄養士、府費栄養士だ。
市職労 高石市監督及び検査事務規程では、監督員と検査員の兼務は原則禁止だ。校長、教頭、
 市栄養士、府費栄養士が監督員と検査員と両方を兼務することはできない。
市教委 給食は重要な仕事なので、校長、教頭、市栄養士、府費栄養士が一丸となって監督と検
 査をする。
市職労 監督した者が検査をするということは、自分のした仕事の結果を自分が検査するという
 ことで、検査をする意味がない。したがって監督及び検査事務規程で監督員と検査員とは原則
 兼務禁止になっている。給食は重要な仕事であるからこそ監督員と検査員は分離されなければ
 ならない。
市教委 監督員と検査員と兼務禁止というが、給食についてはそのようなことはない。
市職労 規程違反を容認する信じがたい説明だ。このような責任の所在があいまいなことをして
 いると事故が起きる。校長、教頭、市栄養士、府費栄養士に監督員、検査員をさせる職務命令
 は発せられているか。
市教委 −。仕様書で、給食は校長又は学校栄養職員若しくは校長が指定した職員が行う検食と
 評価を受けなければならないと規定している。監督、検査は校長の管理下で職員が実施する。
市職労 監督員、検査員は、契約の適正な履行確保のための市の体制のことであり、それを聞い
 ている。仕様書は市の体制を受けて規定されるべきもので、検食と評価が監督、検査というな
 ら、それは仕様書に書かれているからではなく、そういう位置づけを市教委がし、それが仕様
 書に反映されたということだ。監督、検査は具体的に特定された職員、すなわち監督員、検査
 員が独立して行うものだ。それが、地方自治法、市契約規則、市監督及び検査事務規程の立場
 だ。

○ 衛生管理マニュアルについて

市職労 新衛生管理マニュアルは案であって完成品ではないと認識している。不十分と思われる
 箇所がある。これで委託業者の調理業務をチェックできるのか。
市教委 1年かけて完成させた。新衛生管理マニュアルでチェックできる。改善意見は出してほ
 しい。
市職労 旧衛生管理マニュアルは簡易なものなので、調理員の経験に基づいて衛生管理をしてい
 たところが大きかった。新衛生管理マニュアル案もまだ不十分で経験に基づく衛生管理をして
 いる部分がある。市栄養士は、直営校で勤務したことがないか、あっても短期間だ。したがっ
 て、直営校における過去からの経験に基づく衛生管理を十分に知っているわけではない。どう
 やって委託業者の調理業務をチェックするのか。
市教委 新衛生管理マニュアルは完璧である。
市職労 それなら、意見を求めるようなことはしないはずだ。
市教委 新衛生管理マニュアルは完璧であるが、よりよいものにするために意見を求める。
市職労 全校委託になれば、調理に携わる市職員は全くいなくなる。現場の実情に即した衛生管
 理マニュアルは作れなくなる。それでいいのか。
市教委 −。

○ サービス残業について

市職労 直営校の勤務時間は午前8時からだが、実際は何時から勤務しているか知っているか。
市教委 −。
市職労 交代で学校によっては午前7時30分に出勤している。細かいことを言うようだが、これ
 は、労働基準法36条の協定をしていない時間外労働であり、かつ、この時間外労働に対して時
 間外割増賃金が支払われていないという二重の労働基準法違反であることを指摘しておく。

○ 配置基準に満たない調理員数での調理について

市職労 調理員が休暇等を取得したときの代替要員が配置されず、配置基準に満たない調理員数
 で調理していることがある。最近では、加茂小で9月に2.5日、10月に1日、東羽衣小学校で9
 月に3日、清高小学校で10月に2日、羽衣小学校で9月に1.5日配置基準に満たない調理員数
 で調理したことを確認している。代替要員確保が難しいことは理解するが、問題であることを
 指摘しておく。

○ 市教委確認事項

・食材は全校とも市学校給食会から無償で委託業者に提供している。今後も同様である。
・市衛生管理マニュアルに基づいて業者に調理させている。今後も同様である。
・献立は市教委が作成する。今後も同様である。
・委託校の調理場は無償で業者に提供している。
・高石市小学校には2008年4月から府費栄養士が配置されている。
・羽衣小学校、清高小学校には栄養士は配置されていない。府に配置を要望したい。
・光熱水費は市が負担している。
・市給食会の研修に業者調理員が参加している。参加費は徴収していない。
・事業者の故意過失による損害が発生したときは、業者に損害賠償責任がある。
・市栄養士は委託業者責任者に指示はするが、委託業者調理員に直接指示はしていない。
・調理は市栄養士と委託業者責任者と連携して進める。
・市栄養士は調理場にも入って、栄養士としての業務を遂行している。

(2008.11.14 掲載)

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