学校給食調理業務委託問題説明会(一部交渉)議事録
(2008.8.6)

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○ 2008年8月6日に行われた高石市教育委員会の高石市職員労働組合に対する学校給食調理業務委託問題説明会(一部交渉)の議事録です。


     学校給食調理業務委託問題説明会(一部交渉)議事録(2008.8.6)

日時 2008年8月6日 午後6時20分〜8時20分
場所 会議室111
出席者 市教委 園田部長、澤田次長兼課長、田中代理
    市職労 堀川委員長、小倉副委員長、橋本副委員長、吉田副委員長、溝之上書記
        長他

○ 食材の異味、異臭、異物混入問題について

市職労
  2007年度中に里芋、豚キムチ、牛肉について、異味、異臭、異物混入という問題があ
 ったようだが、直営校と委託校で対応に差はあったか。
市教委
  対応に差はない。
市職労
  異物混入などがあったとき、どのような手順で対応するのか。
市教委
  最終的には、学校給食会と教育総務課で判断して指示する。
市職労
  そのような手順で対応しているのであれば、直営校と委託校で差は生じないと考えて
 よいか。
市教委
  差は生じないと考えてよい。
市職労
  委託校では的確に対応したが、直営校では対応が遅れたというようなことが伝わって
 きているが、そのようなことはあり得ないと考えてよいか。
市教委
  直営校と委託校とで対応に差は生じない。

○ 学校給食調理業務を委託する理由について

市職労
  学校給食調理業務の委託は、直営よりも高くついている。それなのに新たに加茂小学
 校を委託する理由を聞きたい。
市教委
  直営校では、配置基準をすべて正規職員で対応すると、2008年度は3人不足する。2009
 年度は4人不足する。したがって、「学校給食調理委託業務実施に関する基本方針」(以
 下「基本方針」)に基づいて、正規職員の不足を解消するため委託する。
市職労
  市教委は、2007年4月27日の説明会で、学校給食調理業務を委託する唯一の理由は、
 学校給食の質と安全を確保する条件は調理員が全員正規職員であることだが、直営校で
 はそれが確保できない、しかし、学校給食の質と安全を確保する条件は調理員が全員正
 規職員であることだということの根拠はない、という趣旨の説明をしている。それなの
 に、なぜ委託するのか。
市教委
  基本方針の「委託の進め方」で調理員の配置状況をみて委託を進めるとされているの
 で、それに従って委託を進める。
市職労
  聞いているのは委託の進め方ではなく委託の理由だ。正規職員の退職を臨時職員、パ
 ート職員で対応することはできないのか。
市教委
  正規職員が減り、臨時職員、パート職員が増えると対応できないので委託する。
市職労
  正規職員が減り、臨時職員、パート職員が増えると対応できないというようなことは、
 現場の調理員が一番知っている。調査したことはあるのか。
市教委
  調査したことはない。
市職労
  それでは、正規職員が減り、臨時職員、パート職員が増えると対応できないというよ
 うなことはわからないはずだ。
市教委
  子育て支援懇談会から委託の方向性が出された。
市職労
  その説明は間違っている。子育て支援懇談会からは「より効率的な学校給食の運営を
 図るうえで公民の役割分担を考え、民間活力の導入についてその課題や問題点を含め検
 討をする必要がある。」と、委託は検討課題として挙げられたに過ぎない。繰り返し聞く
 が、委託する理由は何か。
市教委
  基本方針が出されている。
市職労
  基本方針には、調理員の配置状況を見て委託すると委託の進め方が書かれているだけ
 で、委託の理由は書かれていない。委託する理由は何か。
市教委
  正規職員が減った分委託する。
市職労
  それは委託の進め方であって理由ではない。市教委は、2006年6月2日に、学校給食
 は直営が望ましいと説明している。パート職員、臨時職員で対応し、直営を維持するこ
 とがなぜできないのか。委託する理由は何か。
市教委
  基本方針のとおり委託を進める。
市職労
  聞いているのは委託の進め方ではなく委託の理由だ。委託は直営よりも高くつくこと
 を認めるか。
市教委
  委託による持ち出しはある。
市職労
  将来の経費の試算はしているのか。
市教委
  2009年度分はしているが、それ以降はしていない。
市職労
  7校全部を直営でした場合と委託でした場合との経費の試算はしているのか。
市教委
  していない。
市職労
  市職労の試算では、7校全部を直営でしても委託でしても、経費はどちらもおよそ1
 億3千万円でほぼ同じだ。しかも、直営の場合の人件費には、退職給与引当金相当分も
 含めている。それでも委託するのか。
市教委
  臨時職員、パート職員が増えると正規職員が責任を持てなくなる。
市職労
  正規職員が何人いれば責任を持てるのか検討したのか。
市教委
  −
市職労
  委託先には、正規職員かどうかわからないが、常勤職員2名の義務付けしかしていな
 い。直営校には全部正規職員を義務付け、委託校には義務付けない。これは矛盾してい
 る。委託する理由は何か。
市教委
  調理員の配置状況を見ながら委託する。
市職労
  何回も繰り返すが、それは委託の進め方だ。聞いているのは委託の理由だ。
市教委
  −
市職労
  2006年6月2日の市教委説明であった、学校給食調理業務は直営が望ましいというこ
 とを確認できるか。
市教委
  確認する。
市職労
  2007年4月27日の、市教委説明であった、学校給食調理業務を委託する唯一の理由
 は、学校給食の質と安全を確保する条件は調理員が全員正規職員であることだが、直営
 校ではそれが確保できない、しかし、学校給食の質と安全を確保する条件は調理員が全
 員正規職員であることだということの根拠はないということを確認できるか。
市教委
  確認する。

○ 調理業務を委託したことの検証について

市職労
  市職労が求めたのは委託したことの妥当性の検証だが、市教委の行った検証は契約が
 適正に履行されたのかどうかの検証だ。委託したことの妥当性の検証をしなければ加茂
 小学校の委託はできないはずだ。なぜ委託したことの妥当性の検証をしないのか。
市教委
  学校栄養職員から報告を受けた。
市職労
  それは、契約の履行状況の報告だ。委託そのものの妥当性を検証しないのか。
市教委
  委託の評価内容は業者選定委員会において作られたもので、それらの項目に沿って報
 告を受けている。市教委で勝手に判断したのではない。
市職労
  市職労が求めているのは契約の履行状況ではなく、財政問題を含む委託そのものの政
 策的上の検証だ。そのような検証はしないのか。
市教委
  契約の履行状況の検証を行い妥当であったと判断したので、これからも委託する。
市職労
  これから先委託が進むと、委託そのものに問題があったとしても直営に戻すためには
 大変な労力が必要となる。現時点で委託そのものの妥当性を検証するべきだ。
市教委
  委託そのものの妥当性の検証は、将来行う。

○ 委託した給食調理業務の監督、検査について

市職労
  市栄養士は、勤務時間の関係から、委託業者が行う全工程を監督できるわけではない。
 また、食教育にも携わっている。それで問題はないか。
市教委
  食材の検品は委託業者で対応している。
市職労
  地方自治法で契約の履行確保のため監督、検査が義務付けられ、高石市契約規則で監
 督員、検査員の設置が義務付けられている。給食調理業務の監督員、検査員は誰か。
市教委
  −
市職労
  監督員、検査員は、故意又は重大な過失があれば賠償責任を負うこともある。そのよ
 うな職責を担う者が誰かわからないような状況は問題だ。実態からすれば、監督員は府
 費栄養士、市栄養士で、検査員は検食をする校長、教頭、他教職員というように思う。
 しかし、そうすると、監督員と検査員は兼ねることができないので、府費栄養士は検食
 ができない、月の報酬が十数万円で非常勤という市栄養士に監督員というような重大な
 職責を担わせることができるかという問題もある。至急、検討し、回答を求める。
市教委
  検討し、回答する。

○ 管理職等の検便について

市職労
  かねてから、調理場に立ち入れるよう、校長等の管理職、教育総務課職員等給食関係
 職員の検便を求めていたが、未だに実施されていない。校長等は調理場に立ち入るつも
 りはないのか。校内に校長等が立ち入れない場所があるというのは問題ではないのか。
 毎年2000万円も3000万円も給食調理業務の委託に注ぎ込んでいる。それに比べると検
 便費用は少額だ。
市教委
  検討したい。

○ 夏休み中の作業水準について

市職労
  夏休み中は、委託業者に直営校と同じ水準の作業をさせているのか。
市教委
  報告書で確認している。
市職労
  その報告書では作業の水準まではわからない。夏休み中の直営校の作業水準は、市教
 委に写真付きの資料を渡して説明している。直営校での夏休み中の作業日数は、2007年
 は31日、委託業者は6日又は8日だ。これで同じ水準の作業と言えるのか。
市教委
  マニュアルを渡して作業させている。
市職労
  そのマニュアルでは作業の水準までわからないので、市教委に資料を渡して説明して
 いる。例えば、学期中の洗浄では取れないスプーンの曇りを、夏休み中は、取るという
 ところまでしているが、マニュアルではそこまで書かれていない。2007年4月27日の
 説明会で、市教委は、夏休み中の作業は、委託業者に直営校と同じ水準を求め、できな
 ければペナルティを課すとまで言った。もっとも契約上疑義があるが。それなのに、な
 ぜ委託業者の作業水準を確認しないのか。
市教委
  委託業者も直営校もマニュアルどおりできればそれでよい。
市職労
  委託業者は6日又は8日でマニュアルどおりの作業をしているとすると、直営校も8
 日でマニュアルの作業は終わる。しかし、直営校の作業日数は31日で、マニュアルを超
 える水準の仕事をしている。
市教委
  マニュアルどおりでいいとしか言えない。
市職労
  直営校では8日で仕事を終え、後は遊んでいてもいいということか。
市教委
  マニュアルどおりでいいとしか言えない。
市職労
  委託業者は、食器は漂白剤に浸けるだけしかしていないようだ。4者懇談会議事録に
 よると、業者は、擦って黒ずみを取るとコーティングが剥がれると言っている。直営校
 では黒ずみを取っている。黒ずみを取るべきか、漂白剤に浸けるだけでいいのか、明確
 にしていただきたい。ただし、食器の耐用年数が過ぎているという問題はある。
市教委
  調べて回答する。
市職労
  直営校があるからこそ、このような現場の問題が把握できる。全部委託になると、現
 場の実情は把握できなくなる。委託業者の指導もできなくなる。それでいいのか。
市教委
  それはわかっている。

○ 直営校における懇談会の設置について

市職労
  委託校では保護者、市教委、栄養士、委託業者による懇談会が設置されている。直営
 校でも保護者、市教委、栄養士、調理員による懇談会の設置を求める。
市教委
  懇談会の設置は大事なことである。学校から求めがあれば設置する。
市職労
  委託校だけに設置したのはなぜか。委託に問題があるから設置したのか。
市教委
  そうではない。
市職労
  市教委から設置を働きかけるべきだ。
市教委
  学校給食会で検討する。

○ 衛生管理マニュアルについて

市職労
  詳細な衛生管理マニュアルは作成されたのか。
市教委
  作成して配布した。
市職労
  ドライ用とウエット用両方ともか。
市教委
  両方とも作成した。

○ 加茂小学校への市栄養士の配置について

市職労
  加茂小学校には市栄養士を採用して配置するのか。
市教委
  採用して配置する。

○ 非常勤市栄養士の雇い止めについて

市職労
  市職労と市とで、その仕事がある限り非常勤職員の雇い止めはしないとの合意がある。
 文書回答ではそのことに触れていない。ここで確認を求める。
市教委
  合意は確認する。雇い止めはしない。

○ 給食調理業務の委託に係る食材購入、衛生管理、委託先調理員配置等について

市職労
  給食調理業務の委託に関して、次の事項を確認できるか。@食材購入は市が行う、A
 衛生管理は市の衛生管理マニュアルどおりに行う、B市が調理工程全般を監督する、C
 栄養士等の有資格者の配置を義務付ける、D一定の経験者を調理員に配置する、E一定
 の人数以上の調理員の配置を義務付ける、以上を維持する。
市教委
  維持する。
市職労
  偽装請負との指摘を受けても維持するか。
市教委
  維持する。

○ 加茂小学校調理員への説明について

市職労
  未だに加茂小学校調理員には委託するということすら伝えられていない。なぜか。
市教委
  −

(2008.8.18 掲載)

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