阪口市長「高石保育所廃止条例まで説明に努力」−保護者の納得が得られるまで廃止・民営化するな!

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○ 2006年12月26日に開催された高石市職員労働組合に対する公立保育所の廃止・民営化に係る説明会の要旨です。高石市職員労働組合保育所支部機関紙(2006.12.28付)から転載しました。


阪口市長「高石保育所の廃止条例まで説明に最大限努力する。取石保育所は幼稚園の動向が出るまで民営化を進めない。」と発言

 12月26日に阪口市長も出席して保育所「民営化」についての組合向け説明会が開かれました。当日はあいにくの強い雨でしたが、組合員が40人以上も集まりました。冒頭、小倉委員長が、保護者の理解が得られない中で民営化園の名前が発表されたことについて、強く抗議の意思を表明しました。その後の説明会は、市長や保健福祉部当局に率直に疑問をぶつける形となり、夜10時すぎまで続きました。その中で明らかにされたことは、以下のとおりです。

○ 人減らしのための民営化?

 「どうして2園民営化なのか?」と尋ねると、「財政健全化計画の一環。赤字再建団体転落回避のためにも、人件費は大きなポイント。職員495人を450人にしたい。だから現在28人の欠員がある保育所を民営化して、多様な保育ニーズに応えたい。そのために民間の力を借りたい。」と答えました。私たちは、財政再建のために退職者不補充のまま、今までがんばってきました。配置基準のある職場なのに計画性をもって採用してこなかった当局の責任は棚あげにし、たくさん職員が辞めたから2園民営化し「集中」させるという姿勢は、子育て支援を口実にした”職員削減”(既に退職者不補充により削減されているので、民営化しても削減にならないのですが。)ではないでしょうか。

○ 取石保育所は「フリーズ?!」

 不明確で、保護者にも職員にも混乱を招いている「取石は留保」の意味を質しました。最初、藤原保健福祉部長は、「計画そのものを変更したわけではない。取石をやめたわけでないのでよろしくお願いしたい。」と答え、続けて市長が「この表現は行革本部で決まった。取石は幼稚園が隣にある。フリーハンドで方向性を考える。取石幼稚園の方向・動向が統廃合検討委員会で定まるまでは、取石保育所の民営化作業は進めない。」と言いました。「1園民営化と2園民営化とでの公民の役割分担は違ってくるはずだ。公立4園としての公民の役割分担も考えているのか。」と尋ねると、「つめて考えていない。」という返事でした。高石市全体のこども施策において、公立が3園なのか4園なのかは大きな影響を与えるはずなのに、このような考え方でよいのでしょうか?

○ 公民の役割分担については、まだ具体的に考えていない

 「高石市として民営化後の高石保育所に担わせる保育ニーズは何か。」と聞くと、園田保健福祉部理事が「具体的な保育ニーズで高石保育所が何を担うのかは、今の時点では考えていない。」と答えたので、会場から”えーっ”というため息がいっせいにもれました。多様な保育ニーズに応えるための民営化というなら、民営化する園に担ってもらう保育ニーズを当然考えておくべきです。このように、公民の役割分担と言いながら、骨格となる保育ニーズや障害児保育の施策が保健福祉部当局の提案に全くないのが、今回の民営化の大きな特徴です。

○ 民営化される園のこども・保護者・職員の気持ちが分かりますか??

 職員からいろいろな思いが話され、聞いていて本当に心が痛みました。「あかちゃんのときから、今の保育所の先生にずっとみてもらっていた。卒園まで同じ先生であってほしい。」と訴える保護者の声、「保育士として、民営化について聞かれても、子育て支援課から詳しいことは聞いていないし、本当につらい。平常心を保って、こどもに影響がないよう保育する私たちの気持ちがわかるのか。」という職員の声、「”先生、Aちゃんたち卒園したらこの保育所つぶれるんやろ”とか”誰が決めたの?市役所のおっちゃんか。ぼく市役所に行こうか”というこどものつぶやきが、涙ながらに紹介されました。こどもたちにこんなつらい思いをさせて民営化するメリットは、どこにあるのでしょうか。

 話は平行線をたどり、”計画どおり実施する”という市長の姿勢に変わりはありませんでした。
 最後に組合から「説明会に出て、話を聞くポーズを見せることで保護者の理解を取り付けようという姿勢ではだめ。障害児保育や公民の役割分担について、”今から考える”のでなく、きちんと納得のいく施策を保護者・職員に提案する形で、説明会に出て話をすべきだ」と指摘。市長は「その施策については、一定提示できるようにして、説明会にのぞみ、保護者の理解を得ていきたい。」と答えました。

(2006.12.28 掲載)

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高石市職員労働組合 「高石まちづくり情報」
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