みんなで考える推理クイズ
〜過去の問題集〜

※解答はマウスでクリック&ドラッグをして見てください。

第11回〜第20回

〈第11回〉
問題  ある邸宅で会社社長が殺害された。
 どうやらゴルフのパットの練習をしている際に後ろから何者かに鈍器のような物で殴ら
れたらしい。

「…ガイシャが右手にゴルフのクラブを握っているが…。これが凶器か?」
 現場にいる中年の刑事が鑑識課員に聞いた。
「いえ、血痕らしいものは付着していませんでしたし、陶器の欠片のようなものが見つか
りましたから、凶器ではないと思われます」
「それにしても…。普通パットの練習と言ったらパターを使うものだろ? 1番ウッドな
んか使うヤツはまずいないんじゃないのか?」
「まあ、そうですけど…」
確かに被害者の持っていたクラブはヘッド部分に「1」と刻まれているメタルウッドだっ
たのだ。
「…ところで事情聴取はどうなってるんだ?」
 中年の刑事が部下であろう、若手の刑事に聞いた。
「はい。被害者は3年前に奥さんに先立たれてから、この家に執事と運転手、それから家
事一般を任せている家政婦と住んでいるんですが、今それぞれから事情を聞いてます」
「その3人ともゴルフはやるのか?」
「いえ、3人ともゴルフの趣味はないそうです」
「ふーん…」
 そう言うと中年の刑事は黙ってしまった。
 そのとき、中年の刑事の頭にある閃きが走った。
「…待てよ、もしかしたら」
「どうかしましたか?」
「あのゴルフクラブは被害者のダイイングメッセージだったんだ。だとしたら犯人は3人
の中にいる!」
 さて、犯人は3人の中の誰?

(2005年2月1日問題発表)
解答 犯人は運転手。
何故ならゴルフクラブで1番ウッドは「ドライバー」と呼ばれるからです。
被害者は「1番ウッド」→「ドライバー」→「運転手」という言葉を連想し、何とか犯人
の手懸りを残そうとして1番ウッドを掴んでいた、とこういうわけです。

(2005年3月1日正解発表)
正解者
(敬称略)
いたぽん、濱口俊明、シグリンFLASH

〈第12回〉
問題  冬のある日のこと。会社社長の娘が誘拐され、身代金を要求する手紙が届いた、と連絡が
あった。
 脅迫状によると「身代金をアタッシュケースに詰めて駅のコインロッカーに入れてすぐに
立ち去れ」と言う文とともに駅のコインロッカーの鍵が同封されていた、という。
「…それで、身代金は?」
 犯人の要求に従って駅に来た会社社長に同行している刑事が聞いた。
「ええ、ここにあります」
 社長が皮手袋をした手でアタッシュケースを見せる。
 念の為に刑事も持ってみたが、何かが入っているような重さを感じた。
 そして犯人の要求どおり、社長はコインロッカーにアタッシュケースを入れるとすぐにそ
の場を立ち去った。

 刑事たちはそれから数時間張り込んでいたのだが、怪しい人物は一向に現れなかった。
 業を煮やした刑事たちは身代金を確かめようと、駅長立会いのもとでコインロッカーを開
け、アタッシュケースを取り出した。
「うわっ、冷てえ!」
 アタッシュケースを取り出した刑事が叫んだ。
「冷たい?」
「…いえ、もう大丈夫です」
 そして刑事が慎重にアタッシュケースを開けた。
「…これは…?」
 その場にいた全員が呆然とした。
 アタッシュケースの中は空っぽだったのだ。
「…こ…こんなバカな…」
「いや、待てよ。もしかしたら…」
 一人の刑事があることに気づいたようだ。
「…もしかしたら、って何だ?」
「…もしかしたら、オレたちはあの社長に騙されたのかもしれない。…この事件、社長の
狂言かもしれないぞ」
「狂言だって?」
「…でも、身代金が消えた、って言うのは…?」
「なあに、あるものを使えば簡単に消せるさ」
 さて、その「あるもの」とは? そして何故身代金が消えたのか?

(2005年3月1日問題発表)
解答 ある刑事がアタッシュケースに触れたとき「冷たい」と言ったのを覚えていますね?
「あるもの」それはズバリ、ドライアイスです。
ドライアイスと言うのはご存知の通り、二酸化炭素を圧縮して固体にしたものであり、あ
る一定の時間が過ぎると元の二酸化炭素に戻って気化してしまいます。
社長はアタッシュケースの中に身代金と称して、ドライアイスを詰めていたのです。
そしてコインロッカーに入れて刑事達がアタッシュケースを開けるまでの間に中に詰めて
あったドライアイスは気化してしまい、中のアタッシュケースは空となってしまったわけ
です。
社長がコインロッカーに入れる前に、刑事たちがアタッシュケースを開けて中を改めてい
れば、未然に防ぐことが出来たのですが…。

(2005年4月1日正解発表)
正解者
(敬称略)
ジェーン、濱口俊明、シグリンFLASH、いたぽん、李和、ショウ、怒羅呉吽姫

〈第13回〉
問題 ある眼科医が自分で経営している眼科の病院内で殺害された。
その眼科医は死ぬ間際に何とかして犯人の手がかりを残そうとしたのか、床に「C」という文字を残していた。(右図参照)

やがて周辺の聞き込みの結果などから事件が発生した時間前後にアリバイが無い、3人の容疑者が浮かんだ。

・山本健二
・久保田学
・右田雅彦

しかし3人の容疑者のイニシャルはCではないし 、Cに近いGとかOでもない。
ところが被害者が眼科医であることに気がついたある刑事がたちどころに犯人を指摘し
たのである。
さて、犯人は3人のうちの誰?

(2005年4月1日問題発表)
解答 犯人は右田雅彦。
というのも床に書かれていた「C」という文字はアルファベットの「C」ではなくて、視
力検査のときに使う「ランドルト環」の「右」を意味する記号だったからです。
被害者は眼科医、ということでダイイングメッセージを残す際、犯人に気づかれると思い、
「右田」から「右」→「ランドルト環の『C』」を連想し、床に書き残した、というわけで
す。

(2005年5月1日正解発表)
正解者
(敬称略)
怒羅呉吽姫、いたぽん、濱口俊明、シグリンFLASH、ショウ、李和

〈第14回〉
問題  あるマンションで一人の男が左胸を刺されて死んでいるのが発見された。
 男はダイイングメッセージなのだろうか、右手に5月のカレンダーを持って死んでいた。
 やがて捜査の結果、被害者と付き合っていた、と言う3人の女性が容疑者として浮かん
だ。

・小川芽衣子
・西村さつき
・五島真澄

 ここで捜査陣は困ってしまった。
 というのも被害者の持っていた5月のカレンダーだが、「5月」の別名は「皐月(さつき)」
というから西村さつきの意味にもとれるし、英語では「5月」は「May」というから小
川芽衣子の可能性もある。さらに単純に名前に「5」の字がつく五島真澄、とも受け取れ
る。
 そんな時、向かいのマンションで犯行を見ていた、と言う目撃者が現れた。その証言に
よると「窓際で犯人らしき人物が後ろから被害者の男性の口を右手でふさぐと、左手に持
っていた包丁で刺した。顔は被害者に隠れててよくわからなかった」ということだった。
 それを聞いた警察は「あること」に気がつき、3人の容疑者のその「あること」を調べ、
ただ一人だけ「その特徴」を持っていた西村さつきを逮捕したのである。
 さて、警察が気がついた「あること」とは?

(2005年5月1日問題発表)
解答  警察が調べたのは「犯人の利き腕」です。
 目撃者は「犯人らしき人物が後ろから被害者の男性の口を右手でふさぐと、左手に持っ
ていた包丁で刺した」と言ってました。
 つまり犯人は左利きだった、と言うことです。
 目撃者の証言を聞いた警察はそのことから「犯人は左利き」だった、と言うことに気が
つき、3人の利き腕を調べました。
 その結果、ただ一人左利きだった西村さつきを逮捕したのです。

(2005年6月1日正解発表)
正解者
(敬称略)
濱口俊明、シグリンFLASH、ショウ

〈第15回〉
問題 「…ここが事件のあった現場だ」
 剣持警部が金田一一を事件のあった公園へと連れてきた。
 あるベンチにやって来ると。
「ここに被害者が倒れていたんだな?」
 はじめが聞く。と剣持が、
「ああ。死因は後頭部を何か鈍器のようなもので殴られたことによる頭蓋骨陥没、と言う
ことはわかってるんだが…」
「その肝心の凶器が見つからない、とこういうわけだろ?」
「そうなんだよな。それさえわかれば後は何とかなるんだが…」
「大体オッサン、容疑者ってのはその元カレで間違いないのか?」
「ああ。ここに来る途中で話したと思うが、なんでも被害者とよりを戻そうとしていたん
だが、あまりにも被害者の態度がつれないので、それで被害者を殺した…。動機は十分に
あるし、犯行時刻と思われる頃にこの近くをパトロールしていた警官二人が公園から逃げ
ようとしていたそいつを拘束したんだ。そいつが犯人である可能性は高いだろ」
「しかしなあ…」
 はじめは辺りを見回す。公園の周りは芝生で囲まれており、現場周辺はベンチとゴミ箱
が置かれているだけで、とてもじゃないが凶器を隠せるような場所が無いのだ。
「…それに、その容疑者の男は鈍器らしいものは持ってなかった、って言うんだろ?」
「ああ、身体検査もしたんだがな。それらしいものは持っていなかったし、この辺りに凶器
になりそうな石とかそういった物も落ちていなかったんだ」
「うーん…」
 はじめは頭をかきながら辺りを見回した。
…と、ゴミ箱の中に一本の空の500mlのペットボトルが入っているのを見つけた。
「これは…」
 はじめはペットボトルを取り出す。かすかにそこに液体が残っていた。
 そのときだった。
「…そうか、こういうことか」
「おい、金田一。もしかして…」
「ああ、凶器が何かわかったぜ」
 さて、金田一一の指摘した凶器とは?

(2005年6月1日問題発表)
解答 「凶器はこのペットボトルだ」
「おい、金田一。空のペットボトルでどうやって人を殺すんだ?」
「確かに空のペットボトルじゃそれで人を殺すなんて無理さ。…でも、中に何か入ってい
たらどうだと思う?」
「中に何か入っていたら?」
「ああ。前にTVで見たことあるんだけど、中身が入っている500mlのペットボトルでガ
ラスを殴りつけたら何回かやってるうちにガラスが割れるそうじゃないか。犯人はそれを
利用したんだ」
「利用した?」
「ああ、中身が入っているペットボトルで被害者の後頭部を殴りつけたんだ。ガラスが割
れるくらいに威力があるんだから、何回か殴りつけているうちに被害者が絶命したってお
かしくないさ。後は中身を全部飲むなり捨てるなりして、空のペットボトルはゴミ箱に捨
てちまえばいいのさ。オッサン、このペットボトルを調べてみろよ。きっと指紋が検出さ
れるはずだぜ」
 その後、はじめが言ったとおり、そのペットボトルから容疑者の男の指紋が検出された。

(管理人より)上に書かれていることを実際にやると大変に危険なので、これを読
んでる皆さんは絶対に真似をしないでくださいね。m(_)m

(2005年7月1日正解発表)
正解者
(敬称略)
凪、きむら、シグリンFLASH

〈第16回〉
問題 ある高校のミステリー研究会が夏休みにある場所で会合を開くことになった。
そこで会員たちにミス研の会長から以下の手紙を送られてきた。
もちろんミス研だからただの手紙で済むというわけではなく

「今度の日曜日、午前10時にこの場所に集合のこと

  HSRQMFPFVPRSRTZHSRTFXSRWVNZGHF 
  
  ※ヒント 上野 → FVML になる」

という内容の手紙が送られてきた。
これは会長が会員たちの推理力を試そうとしているのだ。
もちろんこんな暗号が解けないようでは会長にバカにされてしまうが…。
果たして会長はどこで待ってるのだろうか?

(2005年7月1日問題発表)
解答

答は「新宿駅東口で待つ」。
「上野」が「FVML」とはどういうことか? これはアルファベットの「ABC…」と
言う順序を「ZYX…」という逆順に置き換えたものです。
つまり

 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
 ↓
 ZYXWVUTSRQPONMLKJIHGFEDCBA

と言うわけですから「上野」つまり「UENO」が「FVML」と言うことになるわけで
す。
同じように問題文に当てはめてみると

HSRMQFPFVPRSRTZHSRTFXSRWVNZGHF

SHINJUKUEKIHIGASHIGUCHIDEMATSU

しんじゅくえきひがしぐちでまつ

新宿駅東口で待つ

とこうなるわけです。

(2005年8月1日正解発表)

正解者
(敬称略)
いたぽん

〈第17回〉
問題 あるサッカーチームのゴールキーパーが練習場の控室で殺害されているのが見つかった。
どうやら着替えようとしているところを襲われ、殴られたらしい。
警察が現場検証をしたところ、不思議なことに彼は自分のユニフォームをしっかりと握り
締めていたのだ。
知っての通り、サッカーはゴールキーパーだけは色の違うユニフォームを着るのだが、警
察は何で被害者がユニフォームを握り締めてるかよくわからなかったが…。
やがて捜査の結果、3人のチームメイトが容疑者として思い浮かんだ。

・寺本史雄(フォワード)
・吉岡正則(ミッドフィールダー)
・北島 剛(ディフェンダー)

警察は容疑者の名前を見たとき、被害者が残した手がかりに気づき、「その人物」を取り調
べたところ「その人物」は犯行を自供したのだった。
さて、犯人は3人の内誰?

(2005年9月1日問題発表)
解答

犯人はディフェンダーの北島剛。
被害者はなぜ、自分のユニフォームを握り締めていたか? ご存知のとおり、サッカーで
はゴールキーパーの事を「GK」と略します。
被害者は犯人の名前(Goh Kitajima)から「GK」のイニシャルを思い出し、それから連
想される「GK」=ゴールキーパーのユニフォームを握り締めていた、とこういうわけで
す。

(2005年10月1日正解発表)

正解者
(敬称略)
なし

〈第18回〉
問題  ある家に泥棒が入った、と言う知らせがあり、警官が駆けつけた。
「…それで、盗まれたものは何ですか?」
 警官が被害に遭った家の主人に聞いた。
「それが…、絵葉書なんですよ」
「絵葉書?」
「ええ。私の亡くなった祖父の父、つまり私にとって曽祖父に当たる人物が100年以上
前に海外旅行をした、とかでその旅先から送ってきた絵葉書なんですが…」
 誰でも気軽に海外旅行、と言う今と違って当時は海外旅行、所謂「洋行」というのはな
かなか出来なかったものだから凄く珍しかったのだろう。
「絵葉書ねえ…。何でそんなものをほしがったんだろう…?」
「たまたま何枚かは盗まれていなかったので、ここにあるのですが…」
 そういってその家の主人は1枚の古い絵葉書を差し出した。
 何のことはない、古びた切手が一枚貼ってあるだけの葉書で、文面はちょっと読み辛
かったが、普通に「元気でやってるから帰国を楽しみにしてほしい」と言うことが書いて
あったし、裏面もどうってことのない風景が描かれていた。
「これと同じようなものが盗まれていた、というわけですね」
「ええ」
 警官はしばらくその絵葉書を眺めていたが、
「…もしかしたら…、犯人はある目的があって絵葉書を盗んだのかもしれないな」
「ある目的?」
「ええ。この絵葉書が重大なヒントですよ」
 さて、警官が指摘した「ある目的」とは?

(2005年10月1日問題発表)
解答

「犯人の目的はこれですよ」
 そういって警官が指差したのは絵葉書に貼ってある切手だった。
「切手…、ですか?」
「ええ。私は切手のことはよくわかりませんけどね。希少価値のある切手はマニアの間で
かなりの高額で取引されているそうじゃないですか。おそらく犯人の目的はこの絵葉書に
貼ってある切手だったんですよ。100年以上前の葉書ですから、それに貼ってある切手
も使用済みとはいえ、相当の価値があるんじゃないですか? 犯人はおそらく絵葉書に貼
ってある切手の価値を知っていて、その切手を手に入れるために絵葉書を盗んだのではな
いかと思いますよ。あなたの知人に切手収集をしている人がいるかどうか調べてみましょ
う」

(2005年11月1日正解発表)

正解者
(敬称略)
ショウ、いたぽん

〈第19回〉
問題  その青年は多額の借金を抱えており、どうにも首が回らなくなっていた。
 そこで、ついに保険金目当てに父親を殺害する事を決めた。
 ある日、青年は父親の家に行くと、父親の家に置いてあった猟銃で父親の左胸に猟銃の
銃口を当てると発砲した。父親はあっさりと絶命してしまった。
 そして青年は父親の右手に猟銃の銃把を握らせるとその人差し指を銃爪にかけた。もち
ろん、自分の指紋がつかないように手袋をして発砲したから自分の指紋はつかないはずで
ある。
 こうすれば誰もが父親が自殺したと思うだろう、と考えたからだ。青年の母親、つまり
父親の妻は数年前に亡くなっていて、以来父親は1人暮らしだったし、さらに持病を患っ
ていたので世をはかなんで自殺したとしても不審がられることは無いだろう、と思ったの
だ。

 ところが数日後、彼はあっさりと逮捕されてしまった。
 警察が言うには色々と自殺に見せかけた工作の中にある一つのミスがあり、この事件を
他殺と断定し、調べていくうちに容疑者として息子である青年が浮かんだと言うのだが…。
 果たして彼はどこでミスをしたと言うのだろうか?
 但し、この父親は右利きであることは、当たり前だが青年は知っている。

(2005年11月1日問題発表)
解答

青年が「父親の人差し指を銃爪に掛けた」のが彼の犯したミスです。
 というのも拳銃と違って猟銃は銃身が長いから、猟銃を「銃口を自分の左胸に当てて右手
の人差し指で銃爪を引いて自殺する」ことはまず不可能だからです。
 嘘だと思うなら猟銃を持ったつもりで、左胸から数十センチ離して右手の人差し指を自分
の左胸に向けてみましょう。人間の手首は90度以上はまず曲がりませんから無理だと言
うのがわかりますね(それでもよくわからない人はこちらへ)。
 猟銃等で自殺をする場合、銃爪は親指を使うか、または足の指を使って押すようにして引
くのが普通です。

(2005年12月1日正解発表)

正解者
(敬称略)
ショウ

〈第20回〉
問題 あるペットショップの女店主が殺害されている、という連絡を受けた警察は早速現場へと
急行した。
店内で女店主は何者かに刺されたようで、あたり一面が血の海となっていた。
現場では店主が死んだことも知らないか、インコやオウムと言った鳥たちやヨークシャー
テリアや柴犬と言った犬たち、ペルシャ猫やシャム猫と言った猫たちはもちろんの事、さ
まざまな種類の動物たちの鳴き声が時々聞こえてくる。
警察は現場周辺を聞きこみ捜査したが、丁度事件が起きたのは昼時だった、ということで
これと言った手がかりがつかめず、また目撃者も少なく有力な情報を得る事はできない、
と思われていた。
ところがそのときに「あること」が起こり、警察は犯人がタカダ、と言う名前だという事
を知り、その情報を元に捜査を始めたのである。
さて、警察が「犯人はタカダ」という名前を知る事ができた「あること」とは?

(2005年12月1日問題発表)
解答

ペットショップのオウムがいきなり「ハンニンハ、タカダ」と言い出したのです。
と、言うのも「鸚鵡返し」という言葉があるようにオウムという鳥は九官鳥などと一緒で
人間の言った言葉を簡単で短い言葉なら真似する事ができるからです。
被害者の女性は死ぬ間際にオウムに向かって「犯人はタカダ」という言葉を繰り返し教え
て絶命し、結局その言葉をオウムが真似たことで警察は「犯人はタカダという名前」だと
いう事を知る事が出来たわけです。

(2006年1月1日正解発表)

正解者
(敬称略)
怒羅呉吽姫、ショウ、ジャック

戻る