back






top

profile

works


   木の家のこと


 2年ほど前に竣工した自宅について、設計の意図・実際に使ってみて感じたこと、などを書いてゆきます。


            
杉の床板のこと (1)

我が家では和室を除いて床材は全て厚さ30mmの無垢の杉板なのですが、冬の寒い時期を除いてスリッパを履くことはまずありません。理由は足の裏がとても気持がイイからです。
杉は針葉樹で目があまり詰まっていないためとても柔らかく、断熱作用もあります。ですから足裏が杉板に触れた時、ヒヤッとした感じがなく柔らかさと暖かみが感じられて肌触りの良さにつながります

杉の柔らかさがどれくらいかというと、爪を立てて少し力を入れれば傷がついてしまうほどです。我が家には杉板にとって「天敵」ともいえる小さな子供が二人いますが、おもちゃやスプーンなどを床に落として出来る杉板の生傷は日々絶えません。しかし傷もまたよしです。
テカテカのフローリングであれば傷も気になりますが、節や経年変化で出てきた色つやのある表面に幾つも傷がついても、それは貫禄だとも思えてきますし、愛着にもつながっていくと思います。



竣工後2年の傷の状態