フロント2WAYシステムでの位相合わせ方法です。
信じられるのは、自分の耳しかありません。
ここに書いてあるのは、かめっちの耳で感じた事ですので、参考程度に
読み流してくださいね。

チャレンジ The 位相合わせ

アナログで、位相合わせをするには、MID、TWのSPケーブルのプラス、マイナスを何度も変えます。
そのため、簡単に+、−が変えられるようにしましょう!
例えば、パッシブネットワークを運転席シート下に移動しするとか・・

車を降りて調整し、また乗り込んで聴いても・・違いが分からなくなってしまうのです。

運転席の足元にあれば、座ったままでの調整が可能になります。

もしくは、キックパネル部分でMID側、TW側のスピーカケーブルをギボシ端子でつなぐのが楽ですね。
その場合、+側も、−側もオスメスの関係を統一しましょう。そうしないと、入れ替えができません。

まずはミッドに挑戦!!

TWをネットワークから外してミッドだけを鳴らしまぁす。
かめっちがチェック用に使ったのは、IACSAのCD3曲目です。(位相チェック用)
3曲目は、女性の声でしゃべってるだけですが、通常に録音された状態と
位相チェック用(正相と逆相)で録音された状態があるので、チェック用に便利です。
同じIASCAの7ドラムスでもチェックしました。
今から思うと、7ドラムスは使わない方が良いです。十分に聞き込んだ曲を用意する事をお薦めします。
位相チェック用は、XLOの3曲目も同じです。
 

 

右SP

左SP

 聴いてみる!

あらら・・こりゃ変だぞ?
どこにセンターがあるのか・・分からないぢゃん!

ボーカルはセンターによった!7ドラムスでも4発目の
スネアがハンドルの上にいる。
ん?でも、位相があってないじゃん!

7ドラムスの4発目はセンターになったのですが、
位相チェックを聴くと女性の声がある一カ所から
聞こえてきました。

れれ?これは、位相があってるぞぃ!
んでも、7ドラムスの4発目は若干右よりだぁ〜。

7ドラムスの4発目は若干右よりですが、位相チェックを
聴くと、女性の声がSP全体から聞こえる感じです。

ん〜・・これまた面白い。
これで7ドラムス聴くと、どこ行くのぉ〜って感じです。

この感想が思い出せない(・・;)



という事で・・・ミッドは定位を求めるなら、2番目、位相を合わせようとするなら、
3番目のセッティングである事が判明したぞ!

十分に聞き込んだCDをそれぞれで再生してみましょう。(TWがないので違和感がありますけど・・・我慢)
ここでチェックするのは、低音の出方、ボーカルの位置、奥行き感です。

きっと、音質的には3番目の正・正が厚みがあり、低音が出てると思います。でも、ボーカルは右よりですよね(笑)
片側を逆にすると、ボーカルが自分の前に来る感じで、奥行き感が増す感じがあると思います。
どちらを選択するかは・・・・好みになると思います。


一番悩む所だと思います。(笑)  定位・奥行きを取るか、低音・厚みを取るか・・・


TWをつないでみましょ!

ミッドを3番目の正、正にした状態でぇ〜す。
ネットワークにTWを繋ぎ、MID同様にチェックしました。

TWチェックは、女性の声のお喋りだけだと聴き取れないので、曲を使いました。
ん〜、何を聴いたかな(笑) ドゥービーブラザーズの静かめのアコギの音が入ってる曲です(笑)

アコギの音だけに耳を澄まして聴くと、時々右MIDから左TWに音がつながったりします。
この時、MIDは決めているので、左のTWを+−逆にしました。

これの繰り返しで、純アナログでも、心地よい音は作れる!!

「定位」「定位」と・・・目の前で歌わせる事に固執せず、「心地よい音」と考えるとかめっち号は
まずまずです。
最初は、やはり「ボーカルが右寄りだ!」と気にしていましたが、最近になって位相があっている
方が、気持ち良いことがわかるようになりました。仕事の帰りに遠回りしてでも聴きたくなる音って
いいですよぉ〜。

MID側が正・正であれば、TW側は正・正か、逆・逆だけの組合せになりますので楽だと思いますが、MIDの
どちらかを逆にすると・・・ナナメに音が走るパターンが出ますので、要注意ですね。

ここで問題です!

ボーカルをセンタ−に持ってくるなら、右のミッドを逆にして左のTWも逆にするだけでOK!
簡単だ! んでも、この状態だと位相はあってない?

SPケーブルの+、−を入れ替える事で位相が180度変わるそうです。
つまり、この方法で調整できるのは180度ズレの場合に有効という事になります。

かめっち号は、その後みっちゃんに調整をお願いしたところ、90度のズレがある事が判明しました。
90度のズレを調整するには、AudioControlの24XS等を導入すれば、自分でも調整が可能になると
思いますが・・・


結論

ユウキサービスでみっちゃんオリジナルネットワークの製作をお願いしました。
SP付属のセメント抵抗が沢山入ったネットワークとは別物で、良質のコンデンサー数個だけのシンプルな
ネットワークでしたが、これの製作導入には位相合わせも行って貰えましたので、助かりました。

90度、270度ズレの場合の対処方法は、素人には分かりませんでした(・・;)


エージングが進むと位相のズレがあるようです。
ある日、『右TW』を逆にした方がよいという厳しいご指摘を頂きました。
安心しきってはいけないんですねぇ。
はたまた、TW側の位相チェックの難しさでしょうか。
毎日、「さしすせそ」の発音に気を配る事もできませんからねぇ〜(笑)


かめっち号は、AP化の後も右ミッドを逆にして、ボーカルをセンターに持ってくるようにしてましたが、
前回のオフ会以降、正相に戻しました。ボーカルは右に寄りましたが、フロントから出る低音は別格
です。「こんなに出るんだ!」と思いました(笑)
結局は、アナログシステムでは、全帯域での位相があう事はないんですよね。←当たり前?σ(^◇^;)
なので、あまり拘らずに、低音が出る方を選択する事にしました(笑)
MIDの位相合わせの所に書きましたが、どれを選ぶかは好みの問題だとおもいまふm(._.)m