● 掲 載 記 事 集


北海道新聞 オントナ(521日掲載)

「あなたの街のドクターが答えます」より

質 問 :

ストレスで体調を崩しやすいタイプなのですが、

 どこへ行って、どんな治療を受ければよいか分かりません。(26OL

 

 心身に影響を与える要因をストレスといい、暑さ、寒さなど物理的なものから、対人関係など心理社会的なものまで、さまざまなものがあります。人間には、ストレスがあっても、元の心身の状態に戻ってバランスを取ろうとする自律神経の働きが備わっていますが、ストレスがあまりに強かったり、長く続いたりするとバランスを保てなくなり、心身の不調として自覚されるようになります。

 例えば疲れやすい、胃腸の具合が悪い、ドキドキする、呼吸が苦しい、めまい、頭痛、皮膚炎、不眠、イライラ、うつ状態など、さまざまな症状として表れてきます。これらは自律神経の過度の緊張によるものですから、緊張を和らげリラックスしやすい生活をすることで、症状は軽くなります。

 適度な休息と規則的な睡眠を心がけ、バランスのよい栄養を取り、疲れない程度に趣味や楽しみ事に取り組んだり、自然と触れ合うなどして、心身の疲れをいやす工夫が有効と思われます。

 治療としては、薬物療法で心身の緊張が緩和され、症状はかなり楽になりますし、カウンセリングにより心を解放したり、リラックスしやすい体調を作る自律訓練法という心理療法も、とても有効です。医療機関としては、精神科や神経科でも対応可能ですが、より専門的で身近な心療内科への受診をお勧めします。

 

財界さっぽろ(6月号掲載)

「業界トピックス」より

『さっぽろ心療内科クリニック』 56日開院。心に起因する疾患・症状を治療

 ストレスの増大などから心身の不調に悩むビジネスマンは多い。そうした人の心強い味方となってくれるのが、心療内科専門医院として五月六日に開院したばかりの「さっぽろ心療内科クリニック」(加藤亮院長)だ。

 心療内科とは19969月に、厚生省から認可されたばかりの新しい診療科目。同クリニックの加藤院長は次のように説明する。「体調がすぐれず内科や外科で診察してもらったが、異常なしと診断された、という経験を持つ人が最近増えているようです。これは心に原因がある場合が少なくありません。心と身体は表裏一体、心療内科はこうした患者さんの受け皿となる診療機関で、心理面を含めた治療を実施し疾患・症状の改善をはかります」という。

 例えばパニック障害。ある日突然、激しい目眩や動悸、手足の震えが出現し、このまま死ぬのではないかという強い恐怖に襲われる。発作は繰り返し起こり、病院で検査してもらっても原因が見つからない。発作に対する不安・恐怖(予期不安)は日毎につのり、ついには鬱状態など日常生活が困難になる、というもの。このパニック障害はストレスなど心理的・社会的要因が症状の発現・悪化に深く関わっており心療内科はカウンセリングなど心理的な療法を含めた診療を実施して良好な結果をあげている。また軽症うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)なども心療内科の分野であるほか、身体面の治療だけでは改善が思わしくない慢性胃炎、過敏症腸症候群(下痢)、高血圧症、糖尿病、自律神経失調症といった諸疾患・症状も対象になる。

 治療法は薬物療法と心理療法に東洋医学を加えた三本柱からなる。「治療薬の進歩は近年目覚ましく、例えばSSRI(選択的セロトニン再取り組み阻害剤)といった抗鬱剤は、症状の改善に大きく貢献しています。」(加藤院長)また心理療法では考え方や行動を修正する認知・行動療法やイメージをまじえた治療を実施し、効果を高めている。東洋医学の導入は体質改善による心的好影響を目指すもので、漢方などの考え方が近年、全国的にも注目されており、同院では積極的に取り入れている。

 加藤院長は札医大医学部卒業後、北見赤十字病院第二精神神経科部長などを歴任。北見では、地域の中で問題を抱える人の援助を目的とした「オホーツクメンタルヘルス懇話会」、ユングの思想を学ぶ市民交流会「オホーツクユングの会」精神療法のひとつ森田療法を学び生活に取り入れる「生活発見の会」の代表や協力医を務めるなど、地域医療の充実に尽力したことでも知られている。札幌でも患者・市民とのコミュニケーションを大切にした医療の展開に心がけている。同クリニックが開院した札幌エルプラザは、札幌駅と地下直結でスムーズに来院できるのをはじめ、プライバシーが確保された診察室などホスピタリティのレベルも高く、安心して診療が受けられる。

雑誌 はっぴーママ 67月号北海道版掲載) 

「ママのためのメディカル情報」より

一人一人を大切にする こころとからだの健康相談

心理療法と最新の薬物療法を交えた多角的なアプローチ

 院長の加藤先生は治療にあたって「患者さん一人一人を大切にすること」を重視、その治療法はカウンセリング、イメージ療法、自律訓練法、分析心理学的アプローチ、東洋医学的アプローチなど幅広い。患者さんの悩みをじっくり聞きその背景にあるものをつかんだ上で、その人に一番あったものを選んで治療を進める。これらの治療法に、必要があれば最新の薬物療法を合わせることで、最も効果的な治療を行っていく。

家族の中の赤信号 キャッチしたら気軽に受診を

 子どもを抱えるママの悩みや、職場などでストレスを抱える働き盛りの方の悩みにも積極的に対応している。ママ自身、あるいは家族の中の誰かがストレスを抱えていると感じたときには迷わず受診しよう。時には、ご主人やある程度年齢の上がった子どもに心療内科の受診を進めるのは難しいこともある。そんな時は、まずママ一人だけで相談に行こう。周囲の接し方が変わるだけで症状が改善される場合も多いそうだ。加藤先生は患者さんの持つ悩みを決して否定しない。言葉にならないモヤモヤした思いも含めて、必ずしっかりと受け止めてくれる。「『こんなことで受診していいのかしら』とか『うまく悩みを説明できないかもしれない』などの心配はまったく要りません。健康相談に通う感覚で気軽に受診してください。」とのことなので安心して受診できる。

 

北海道新聞夕刊(56日掲載)  

北区の心療内科診療所 造形作家らが内装  

 ちょっとアートな部屋で診察待ち。札幌ドーム敷地の大型彫刻など各地で活躍する札幌在住の造形作家小林重予さんと建築家平尾稔幸さんが内装を手がけた診療所が札幌市北区に完成し、六日開業した。北区北8西3のさっぽろ心療内科クリニック(加藤亮院長)。待合室は薄茶、黄緑の自然色を基調とした細長い部屋で、流線形の飾りがついた壁を小林さんの作品19点が彩る。しゃれたホテルのロビーのような雰囲気だ。

 加藤院長は「待合室から診察室まで患者がリラックスできる部屋に、とお願いしたんです。すてきな出来に満足しています。」とにっこり。

 

「はっぴーママ」雑誌掲載より

はっぴーママメディカルQ

 Q1. 産後ゆううつでやる気がおきません

 妊娠、出産による急激なホルモンバランスの変化は、女性の体調と共に心にも大きな影響を与えます。うれしいはずの出産というライフイベントは、新しい生活への期待と不安の中、慣れない育児、授乳などによる睡眠不足などのストレスにもなり、産後にうつ状態となるお母さんはかなりの割合でみられます。

 出産直後、多くの女性は気分が一時高揚しますが、やがて涙もろくなったり、ゆううつな気分におそわれたりすることがあります。日ごとに体力が回復し、自然と育児にとりくめるようになることもありますが、ときには心身の回復が遅れ、産後うつ病となり長引いたり、こじれたりすることもあるので注意が必要です。

 ゆううつな気分、意欲、食欲、集中力の低下、不眠、イライラ、つかれ易さ、動悸、息切れ、胃腸症状などが持続したり、ものごとを悲観的に考え、とくに子どものことを強く苦にしたり、言動にまとまりがなくなるなどの症状があれば、早めに専門医に相談することをおすすめします。

 

 Q2. 産後のうつ病は治りますか?治療法も教えてください。

 うつ病は適切な治療を受ければ、ほとんどよくなる病気で、産後うつ病も同じです。うつ病の治療は身体の病気の場合と同じように考えなければなりません。うつ病のべースには心身の疲れの蓄積があるので、休息して疲れをとることがまず必要です。気のもちようと考えて精神力でがんばって治そうとしてもうつ病は良くなることはなく、かえって悪くなってしまいます。休息のとりやすい生活をしながら、薬物療法と心理療法を受けることが効果的です。最近は副作用が少なく効果のすぐれた薬が開発されており、ゆううつな気分や不眠、自律神経症状(頭痛、動悸、胃腸症状、イライラなど)は薬物療法によってかなり楽になります。

 また、うつ病のときは、何事も悪く考えてしまいがちで一人で悩んでいては悪循環におちいります。このようなときは自分の気持ちを開放するカウンセリングや考え方の歪みを修正する認知療法などの心理療法が有効です。

 

    Q3. 周囲(家族)の対応はどうしたらいいですか

 周囲の方々がうつ病について理解しているかどうかで治り方もずい分違います。うつ病の治療では休養が必要なのですが、産後うつ病の場合は育児がからんでくるので周囲の方々の理解と協力が特に大切です。周囲がよかれと思って言ったりしていることが、逆効果のこともしばしばあります。たとえば「がんばって!」とはげますことで、うつ病の人はお尻をたたかれているように感じてあせってしまうことが多いですし、気分転換に遠くに出かけたり新しいことをはじめたりすると、結局疲れがたまり良くなるのが遅くなります。基本的には周囲の方々は本人が良くなっていくのを待って見守ってあげる姿勢が望ましいと思います。

 病状に応じて育児、家事などの支援も必要になりますが、一人ひとり環境や条件が違うので周囲の方々も本人と一緒にカウンセリングを受けることで、病気への理解を深めることが大切です。病状の理解に基づいた協力により、産後うつ病はより早く良くなっていきます。

 

 Q.4 お母さんの精神状態は子どもにどう影響しますか

 赤ちゃんにとってお母さんは何よりも大事な支えです。心身共に安定しているお母さんに十分な信頼感を持ち、守られて育つことは赤ちゃんの成長にとても大切なことです。うつ病の状態が悪いまま育児にたずさわっていては本人もつらいし、赤ちゃんも安心できず不安におびえるようになり心身の成長に支障が出てきます。うつ病は治る病気ですから、治療を受けながら病状に応じて赤ちゃんとの関係を無理なくつくっていけば、お母さんは健康を取り戻し、赤ちゃんもすこやかに成長していくでしょう。

 

 Q5. うつ病の再発が不安なのですが

 うつ病は治療により良くなることがほとんどですが、ある程度再発には注意が必要です。まず、良くなってもすぐにがんばろうとしないことです。育児は毎日、毎日つづく長い仕事です。

 適度に休息も入れながら自分のペースでやっていきましょう。周囲の方々の理解と協力は再発予防にも大きな力となります。

 また信頼できる医療機関とのつながりを保つことで、再発の不安をやわらげ、のびやかに育児に取り組むことができるでしょう。                    

 

 ●加藤先生からのアドバイス

精神的に落ち込むのは誰にでもあることです。おおらかな気持ちで育児に取り組んでください。精神的に落ち込んだり、イライラしたりすることは誰にでもあることです。出産という大きなことをなしとげ、育児をするというのは簡単なことではありません。落ち込んだり、イライラすることは当たり前です。ですから、深く考えすぎず大らかな気持ちで育児に取り組んでください。もし、ちょっと心が疲れたなと感じたら、心を癒す窓口として専門医の扉を開いてみてはいかがでしょうか。 

 

 

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やりがい・お給料・休日・アフター
5etc・・・仕事もプライベートも満たしたい!

私が幸せになれた働き方   ※ケイコとマナブ:12月号

不満を感じているという自覚は「ある」。よくよく考えてみれば、何が原因なのかも「わかる」。
何をするべきかも、なんとなく「見当がついている」。でもイマイチ行動に移せないのは「今の生活を失うリスクが怖いから」。
今の自分に満足はしていないけれど、現状維持・・・そんな人が多いよう。でも一度の人生、本当にそれでいい?

●加藤先生からのアドバイス

あなたの不満や不安は遊び心でチャンスに変わる!

「現状は不満、でも失敗を考えると変えるのは不安。だから今のままでいい・・・」。でもまた不満がわき起こる。この発想に欠けているのは「遊び心」のように思います。どんな遊びやゲームも予想がつかない要素があるから楽しめるのであって、それは人生も同じではないでしょうか?

 しかし、いきなり人生の重大な決断を「遊び」と考えることは難しいですね。まずは自分が楽しめそうな、身近な小さなことから試してみましょう。そこで仮にうまくいかないことがあっても「まあいいか、大丈夫!」と次のステップに進むことが大切です。そのような心の訓練を繰り返すうち、いつの間にかワクワクしている自分に気づくでしょう。この感覚がつかめたら、しめたもの。遊び心を持って生活し自分を取り戻すことで、あなたの不満や不安は「新たな出発にめぐり会うチャンス」へと変えていくことができるのです。


     

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