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おわりに――真のスピリチュアリズムの発展を願って――

『続スピリチュアリズム入門』を読み、どのような感想を持たれたでしょうか? 本書と『スピリチュアリズム入門』を読むことで、スピリチュアリズムのアウトラインを正確に理解していただけるものと思います。『シルバーバーチの霊訓』などの高級霊の霊界通信を読むかたわら、時々この二冊の入門書に目を通して知識を整理されるなら、霊的真理の学習を効果的に進めることができるようになります。

スピリチュアリズムによってもたらされた「霊的真理」は、地球人類が初めて手にした最高の叡智です。スピリチュアリズムの霊的真理に出会ったということは、最も価値ある地上人生を与えられたということを意味しています。霊的真理という至高の霊的宝を手にした時点から、それを実践に移し霊的成長を達成するという新たな責任が発生するようになります。

もし霊的真理を知ったにもかかわらず、魂を成長させられなかったとしたら、せっかくの霊的宝も地に落ちてしまいます。最高の宝を活用するもしないも、皆さん方、一人ひとりに委ねられているのです。

すでに霊的真理を人生の指針として歩んでこられた方は、霊的成長の道は実に単調であると同時に、絶えず自分の心をコントロールしていかなければならない厳しい克己(こっき)の歩みであることを実感していらっしゃることでしょう。心は常に揺れ動き、いつの間にか物質レベルに下がってしまう弱さを、イヤというほど味わってこられたことでしょう。地上世界で霊的人生を歩むということは、とても厳しい「霊的修業」なのです。

幸いなことに、私たちが霊的成長の道からずれ始めると、苦しみや寂しさ・虚しさといった“心の痛み”が発生するようになっています。それによって「自分の心の持ち方のどこかが間違っている」ということを知ることができます。こうした心の痛みは、誰もが日常的に味わっています。もし心に苦しみが生じたときには、一人静かに自分の内面を見つめ、霊的真理に照らして自己反省をする時であると考えなければなりません。そうした内省的な歩みを続けていく中で、謙虚で深い心が自分のものとなり、霊的真理が私たちの人格の一部となっていくのです。

霊的真理こそ、私たちの“霊的生命線”です。常日頃から高級霊の霊訓を読み、霊的エネルギーを取り入れるように心がけてください。優れた霊訓は、内面の利己性と闘う武器であり、清らかな霊的世界へ直接いざなってくれる導き手でもあります。高級霊の霊訓を霊的人生の指針として、これからの一生を過ごしていただきたいと思います。

日本から、純粋さと一途さを持って霊的人生を歩み、常に高級霊の良き道具を目指して努力し続ける本物のスピリチュアリストが一人でも多く現れることを願っています。そうした本物のスピリチュアリストを通して、日本ばかりでなくアジアや世界中の人々に、実践を中心とする「真実のスピリチュアリズム(ハイレベル・スピリチュアリズム)」が普及していくことを心から願っています。

本書を手にされた方々が、霊的真理によって地上人生を最高に価値あるものにしてくださるなら、これに優る喜びはありません。

平成二十一年七月

スピリチュアリズム普及会