ふ れ あ い










夢と呼ぶには明らかすぎる


幻と呼ぶには温かすぎる





小雨の庭に眠る花のように

朝日を待つ闇夜の鳥たちのように


たとえ頑なに口を閉ざしていても

伝え合う方法がある




夢と呼ぶには明らかすぎて

幻と呼ぶには温かすぎるから



そっと触れあうことで

不確かな影を 確かな存在にする



強く抱きしめることで

不確かな微笑みを 確かな現実に変える



もし君が


僕の腕の中で

黙りつづけたとしても…






Background Rainbow by Giggurat     /    BGM by BluePianoMan


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