タイメイ
株式会社 タイメイは、神楽坂(新宿区)に本社を 生産工場を静岡の掛川市に拠点を置いた
メーカーです。
当時大ブームとなったスロットルカーや、飛行機モデルを発売していたようです。

コントロール・サーキット
タイメイから発売されたコントロールサーキットのムス
タングは、今だF-51Dの世界である。
左の箱内部で確認出来るように、機体は塗装済みの
発泡スチロール製でスロットレーシングのようなコント
ローラーで操縦する。
TKK-45モーターを使用しコードを通じてプロペラを回
転させる、いわゆるUコンである。
室内では中箱を台にし同じくコントローラーで離陸着
陸を楽しむ。
左の画像のように携帯と比較しても、かなりの大きさのものである。 ムスタングもスケール的に
は1/48クラスの大きさの機体。
60年初期に発売されていた三和模型の”スーパーコントロールスタンド”が、スタンドの操縦桿
を操作し飛行姿勢を楽しむというものだったのに対し、タイメイの”コントロールサーキット”はもう
少しワイルドな遊び方が楽しめたというところか。
三和のスーパーコントロールはマブチ15モーターと単2電池2本使用だったが、より強力なモー
ターと単1電池3本とバッテリーも強力だった。
ただ、うっかり機体を何かにぶつけてしまったら ジエンド・・・・。

クラッシクプレーン
”紙をはるプラスチック飛行機” と名づけられている
とうり、骨組みのフレームをプラスチックで布張りを紙
で再現したモデル。
紙は和紙のような多少厚みのあるモノを使用し、紙の
接着には付属の専用接着剤を筆等でぬる。 紙は裁
断されてはいないため自分で切らなければならない。
紙をはり終えたら全体に再度接着剤をぬって乾かす。
左の接着剤と一緒に写っているのは、発泡スチロー
ル製のスタンドで、質感的にクラシックプレーンにはど
うかと思うが・・・・
当時これを買った子供達は多くは無かったろうが、大
苦戦は免れなかったことであろう。
シリーズNO等がないのでどちらが先に発売されたのかは
不明だが、これぞ”アエロ・スキン”のために存在したような
機種だ。
FARMANというと思い出すのが、マルフジの”アンリー・フ
ァルマンであるが、どうやらヘンリー・ファルマン兄弟という
人物が製作したらしい。 HENRY・FARUMAN マルフジ
はアンリーと訳したが・・・・・?
マルフジの1/80モデルはオールプラスチック製で、むろんア
エロ・スキンのような紙をはるモデルではない。

タイメイのクラシックプレインが何機種発売されたかは不明
であるが、オリジナルはレンウォール社でこれらはそれをコ
ピーしたものである。
レンウォール
上がタイメイのボイ
シン・ファーマン
下がオリジナルRE
NWALのVOISIN・
FARMAN。

ご覧のように両社
の箱の大きさはほ
ぼ同じであるが、レ
ンウォールの方は
1箱にANTOINE
TTEのキットも入
れ2機セット販売。

”アエロ・スキンと
液体接着剤入り”
”AERO-SKINは
レンウォールの商
標”との表記も見え
る。

レンウォールはこ
の他にも下記のよ
うな機種を発売し、
また他のシリーズ
にもアエロ・スキン
を使用したモデル
を発売していた。
左がレンウォー
ル”VOISIN-F
ARMAN”
右がタイメイの
ボイシン・ファ
ーマン。
どちらにしろ、子
供達には組立て困難なモデルで
ある。