三和模型において ピーナツ・シリーズのライバルといったら
このミゼットシリーズという事になる。
スケール的にいうとピーナツが1/150に対しこちらは1/120
くらいと思われ、日模のプラペット・シリーズと同じくらいです。
パーツ取りからもピーナツよりミゼット・シリーズの方がより
スケールモデルに相応しいのが見て取れる。
ピーナツの胴体は一体ムクである。
どちらも表記が F−51となっている。
 ミゼット・シリーズ 
 ミリオン・シリーズ 
且O和模型
1961年三和模型は有限会社から株式会社に移行しました。

三和も日模も大ヒットしていた三共のピーナツ・シリーズよりワンラ
ンク上の設定。
ミゼット・シリーズは箱入れではなく、厚手の紙に箱絵を印刷し裏に
組立て図を配している。

<スーパーコントロールスタンド>
スタンドに組み込まれた操縦桿によりF-51の姿勢制御及び
内臓モーターによりプロペラを回転させるというもの。
ミリオンシリーズと名付けられたこのシリーズは17種
類あったようだが、そのうち11機はロゴにもあるよう
に外国機だった
箱はキャラメル箱で、スケールは箱スケールでおよそ
1/100程度のものである。
後に他のモデル同様、東京プラモから再販されたが
パッケージは三和モノをほとんどそのまま流用した。
当時の箱絵としては珍しく、背景は無地白となってい
る。

 双発シリーズ 

双発シリーズは
まさにそのタイトルどうり、双発
の機種をモデル
化したもの。

縮尺は他のシリ
ーズと同様、箱
スケールです。

箱の裏はリンド
バーグのような
セロビジョンになっており、セロフ
ァンを使た窓を
もう、内部がのぞけるようになっている。

特にシリーズ名の表記はないが、およそ1/100スケールのモデル。
当初はレシプロ機が中心であったが、次第にジェット機もその範疇に
加えていったようだ。
スタンド付きで おそらくマルサンの1/100シリーズに対抗して発売
されたものと思われる。
プロペラが回転するが、自作の画用紙に接着剤をつけプロペラに虫ピ
ンを通し、画用紙に突き刺すというもの。


海外のメーカーからは多くのミサイルのプラスチックモデルが発売されてい
たが、国内ではこの三和模型のものが記憶に残っている。
当時は一時ミサイル万能主義みたいな考えがあり、あらゆる兵器はミサイ
ルに取って代わられる そんな印象だった。
プロペラがないのでモーターライズ・ゴム動力とはいかず、右手に握り全速
力で広場を走り抜けた。 ミサイルにゆっくりは許されない。
箱にも書かれているようにHOサイズの”木”
天然さのまったくないツリー。
三共のユネスコシリーズにもあった、オランダの風車であるが、
三和のものはモーターライズ仕様になっている。