且O共製作所


三共模型の ”軍用6輪トラック”

モーターライズ TKKマブチ13  単三乾電池1本 使用

モーターは実車と同じようにボンネット内に納まり、電池は
荷台中央にある弾薬箱を模したような電池カバー内に納める。

一見ディスプレーモデルのようだがモーターで動く。

スイッチはスペアタイヤなのだが、撮影中破損してしまった。
ボディー下中央の青のリード線の先が本来のスペアタイヤ
位置となっている。
何種類かの版があったようだが、おそらく上の箱絵が初版と思われる。

下の箱はその後のもののようだが、なんと6輪と謳っているタイヤが

10本ある。  10輪トラック?

当時、このような火砲も数多く発売されていた。

野砲・野戦砲・キャノン砲などさまざまであったが、いずれも

何らかの砲弾の発射システムを備えていた。

上のハガキは同梱されていた、月刊誌 ”少年” とのタイ

アップ企画のもの。 模型業界と少年誌は近い関係だった。
1963年1月の三共製作所の広告  6輪軍用トラックはこの月に発売になったようだ。

ミンクシリーズは比較的初期に発売され、この時点ですでにシリーズ化されている。
TKK NO.13   単三 1本  使用

ロゴは白抜きのある、珍しいものだ。

とっかんタンク & 戦車ジープ
2種類の簡単組立モデル。

とっかんタンクの方は 幼稚園・低学年用との明記がある。

どちらもはめ込み式で接着剤を使用しないというものだが、

ちょっとその意味合いは異なるようだ。

とっかんタンクはそのロゴからしても三共後期に属すると思わ

れ、表記も適切である。

一方の”戦車・ジープ”はより簡単なモデルであるが、ロゴか

らすると初期モデルで、ターゲットを低学年に絞り込んだという

より、一般向け(といても対象は子供に違いないのだが)に売

り出されたものであろう。 オールプラスチックキットとある。
低学年向けという”とっかんタンク”ではあるが、只者ではない雰囲気がある。

それは、車体に対して不釣合いともいえる、ばかげた大きさのゼンマイにある。 このゼンマイは ”火をふきながらはしる強力戦車!!”

とあるように、走行のためという目的とゼンマイの回転による摩擦で火花を出そうという二役を追っているからであろう。

どんな走りをするのであろう?  いつか試してみよう。 ゼンマイも同色で塗装されている。

 ”オネストジョン・トラック” 

60年代子供達に人気のあった模型に、ミサイルというものもあった。

いわゆる時代の最先端、ロケットである。 その延長線上に、アポロ・

サターンなどがあった。

オネストジョンは、核弾頭を持ち欧州・韓国に実際に配備されていた。

トラックの方は、何とあの ”6輪軍用トラック” の流用である。

ミサイルと発射台を加え、まったく新モデルとして発売されたのだ。

いすゞ べレット 1/32
トロネード 1/32   フェラーリP4 1/24  コルト 1/32

全て簡単組立の ゼンマイ走行
三共後期 三共ポリマー 時代の 1/24 クラッシックカー・シリーズ  モーターライズ

三共の模型の中では最も大型なモデル。 TKKNO.13 単三2本使用 で動くのだろうが、飾り台が

付属しどちらかというとスケールモデルといった方がいいのかもしれない。 デラックスではあるが、残念

だが60年代初期の、あのモーターライズとは同類とはいいがたい。