<埼玉県北足立郡新座町片山6330>
マーク
日本ホビーも数多くのロゴを使用していました。
シリーズごとNoごとに変更しているものも多い。
日本ホビーのロゴは 大きく分けて3種類あったようです。
・リボンつきのロゴマーク
・リボンなしのロゴマーク
・HOBBYのみの後期ロゴ
1/350
1/350 大和・武蔵は日本ホビーが、その拠点を
埼玉へと移転し、長年使い慣れたロゴをも一新して
世に送り出した大作です。
当時すでに日本ホビーは 1/250・1/500の両
スケールをラインナップし、こと大和・武蔵模型に関
しては業界一という自負があったと思われます。
その日本ホビーが社運をかけて新たに1/350と
いうスケールで大和級模型に再びチャレンジしてき
たのです。
日本ホビーが如何にこの大和モデルに力を入れていたかは、
組立説明書のほかに添付された 「大和、武蔵のすべて」
からも容易に想像されるところです。
この冊子はP30以上にもわたる本格的なもので、模型の付属
というより、一冊の作品といってもいいのではないかと思われる
出来です。
なぜ建艦されたか・大和型の特色・大和、武蔵の違い・艦履表。
しかし、なんといってもこの解説書・模型の特色は、実際の乗組員
建造に携わった方々から多くの情報を得、その生きた考証をこの
モデルに
織り込むことに最大の努力を傾けた点ではないでしょうか。
比の模型(1/350)が出来上るまで
これまで 1/250と1/500 大和を日本ホビーでは発売して居りましたが、
当時は確実な資料に乏しく、如何に努力しても判らぬ点があまりにも多
かったのです。 然し一昨年に至り終戦の際アメリカに持ち去られていた
図面の一部が返還され、有力な資料の裏づけとなりました。
その後2年余りにわたり大和・武蔵の旧乗組員の方々、建造に関係した
方々に詳細の確認を求めて完成したもので、こうした意味では比の模型
は大和・武蔵に詳しい数十名の方々の合作と申せましょう。
勿論反対意見のある場合にはその採択には特に慎重を期しました
御協力を頂いたすべての方の御名前を記載するスペースを持ちません
が、主な方の御氏名を揚げて感謝の意を表す次第であります。
<付属 「 大和・武蔵のすべて 」 の 後書きより>
「大和、武蔵のすべて」 と名付けられた解説書。 表紙は同じであるが、裏表紙にゴム印によるものと思われる発売予定の表示がある。
上が武蔵で下は大和に添付されていたものであるが、 ”11月発売! 予定価格” となっているのだが、この冊子を手にする時はすでに
大和模型を手に入れた後だと思うのだが・・・・・。
日本ホビーのこのモデルに対する思い入れの強さは
随所にあらされていますが、しかし何といっても最大の
特長といったら
<大和> <武蔵>
・建造時 ・建造時
・改装時(捷一号作戦時) ・改装時(捷一号作戦時)
・特攻時(天号作戦時)
というのべ5種類のモデルを製作できる点でしょう。
大和は昭和16年、武蔵は昭和17年に完成しましたが2隻
共昭和19年春相当改装され対空火器も増強されました。
従って建造時と改装後の2種の模型があるべきです。
又大和は昭和19年秋頃に機銃を増強したので大和だけは
3種の模型があってよろしいわけです。
比のキットはどの時の模型でも組み立てれれるよう部品が
そろえてありますから、どの型の模型にするかを御決め下
さい。
<武蔵 ボックスサイドの 記述>
<大和 ボックスサイドの 記述>
今よりもずっと大和・武蔵との接点を持った人たちが多かった時代
今よりもずっと大和・武蔵を身近に感じていた子供達が多かった時代
きっとこの選択肢は有り難いものだったことでしょう。
1/800
<原子力空母 CVAN 65 エンタープライズ>
昭和43年2月にエンタープライズが佐世保に入港した時の発売時の資料
に基づいてモデル化されたものです。
・F-4 ファントム ・RA-5C ビジランティ ・E-2 ホークアイ
・A-2 イントルーダー ・A-4F スカイホーク ・シーススプライト
・A-3 スカイウォリア-
他に ・ジープ 2台 ・クレーン車 1台 が付属している。
1/400 エンタープライズ を見てしまうと見劣り感があるのは仕方ないが、
付属品も充実している。
日本ホビー
後期の広告集です
最終的に日本ホビーの
大和・武蔵 シリーズは
1/250 ・ 1/350
1/500 1/600
という4スケールであった
エンタープライズは
1/400 1/800
他に
帝国海軍巡洋艦
護衛艦 のシリーズが
存在していた