フロッグは特にヨーロッパにコレクターが多く、母国イギリスでは初期の物や
珍しいバージョンには驚くような価格がつきます。
日本のメーカーが人気アイテムを中心に発売しているのに対し、エアーフィックスやフロッグ
は非常に珍しいアイテムを数多く出していました。
CAT,NO.397P
AVRO SHACKLETON MK.3 美しきボックスアート
60年代半ばになるとカエルのトレードマークは廃止され、近代的なボックスアートに変更される。
箱裏は三面図の名残か、塗装・デカールガイドが配される。
1970年代中頃発売されたシリーズ。
タミヤMMのようなホワイトをベースとした「ホワイト・ボックス」
あまりに・・・・淡くはかない。
FROGはこのシリーズを最後に静かに舞台から去っていくことと
なる。
上は1974年発売のBf.106・下は1971年のもの。
1974年のものは1971年の一部を切り抜いたボックス・
アートであることがわかる。
1970年代前半 フロッグとハセガワは提携しお互いの
モデルを自社ブランドで発売する。
ボックスアートはそれぞれオリジナルの箱絵に変更され
ハセガワのロゴマークの脇にFROGの文字が配された。
しかしこの提携は長くは続かない結果となる。
70年代に入ると日本などの新興勢力に押されその業績は悪化の一途をたどった。
1977年 世界ではじめてプラスチックモデルを世に送り出したメーカー FROG 社はその活動を永遠に停止することになる。
フロッグの取り扱いモデルの多くは1/72の飛行機だった。
その中にはこのような袋入りモデルもあり、純粋に作るという
目的に限定するならばこのような方式で十分であったのだろう
が、日本ではプラスチックモデルのパッケージの主流に成りえる
ものではなかった。
袋入りのモデルというと一般にエアーフィックスを思い出されるが
フロッグも発売していた。戦艦・戦車・車なども存在していました。
裏面には塗装の参考になる図が配されていた。