この大和は、心のほか明るい。 ニチモのロゴが赤地に黄色ということもあるが、全体に配された文字や
名板なども見る者に負担をかけない。
このモデルに対するメーカーの基本的なコンセプトがそこにあり、氏がそれに対応され描かれたように思える。
ぬけるように蒼い空と海からは氏のもう一つの世界、近未来的な希望に満ちたSF的な世界を連想させる。
子供達に作る喜び、発想する素晴らしさを教えてくれているかのようだ。
これはあくまで個人の見解であり、この画像をご覧いた方々においても全く違った見方をお持ちになるのは
当然である。
しかし、残念ではあるが描かれたご本人の思惑は今は知るよしも無い。
ただ、箱絵のために描かれた、ボックスアートらしい第一級の ” 戦艦 大和 ”という事だけは確かだ。
1/500
大和は0戦と並んで、プラモデルの王道である。多くのメーカーからあまたの数のモデルが世に
送り出された。当然
その一つ一つに箱絵が存在したわけで、再販物を含めれば驚くべき数になるであろう。
それら想像を絶する数の中にあってさえも、 ”戦艦大和” ときたら 小松崎 茂 と反射的に答える
者が圧倒的に多いという事実は疑いようが無い。 氏の大和に対する情熱の凄まじさを多くの者達が
我が事のように認識し、共有している。
ただ、意外ではあるが ”戦艦 大和” (小松崎 茂画)というボックスアートは、驚くほど数が少ない。
一般的に知られているクラウンのノンスケールモデルの、不釣合いともいえる箱絵だけではあまりのも
寂しいではないか。
1/350
日本ホビーが社の威信をかけて製作した、1/350 戦艦大和。
これも、小松崎 茂 画 である。
いかがであろうか。
上記,ニチモ大和とのあまりの違いに驚かれる方もいるであろう。 私もその一人である。到底、
同じ人物の筆によるとは思えないほどの違いである。
これをはじめて目にしたときの思いは、驚きというより畏怖に近い感覚を覚えた。
そこにはニチモの大和のような明るさは微塵も無く、自らに終止符を打つべく、運命の海原に
ただひたすら突き進む、”鋼の城” 戦艦大和が描かれている。
艦長以下大和と命運をともにするであろう多くの将兵たちへの ”鎮魂の想い” これさえも描きこまれ、
小松崎 茂という大和を愛してやまなかった偉大なる一人の絵師の情念とも言うべき激しい思いが
伝わってくる。
タミヤ最初のプラスチックモデル
大和のゴールデン版
1/800
昔懐かしい 三和模型の
ノンスケール 大和
袋入れのソリッドモデル
1/700
ゴム動力
C級 ソリッドモデル
マグネットモーター使用
オダカのソリッドモデル
T.K.k NO0&1 を使用
船体はソリッド(くりぬき)
甲板上構物はプラスチック製
1/580
T.K.k NO1 単3 2本
タミヤのセミプラスチックと同じ
タミヤ最初のプラスチックモデル
T.K.K No25 使用
1/800
タミヤとの 大和決戦を制した
ニチモ最初の大和 1/750
スケール・船底が赤いなどその
違いを指摘されているが
タミヤが1軸に対しニチモは2スク
リューと全ての面で凌駕していた
60年代の大和模型の代表格
ともいうべき
日本ホビー製 大和
1/250
煙が出る! 走る! がコピー
日本海軍連合艦隊シリーズ
1/700
T.K.K No 02 使用
現物はかなりのダメージを受け
ているが、見事なボックスアートだ。
三和なき後 それを引き継いだ
東京プラモ
箱絵は同じものだが、中身は
違うようだ。