草 野 商 店
(緑 商 会)
左のロゴで知られる 緑商会 ミドリ の前身が KSN 草野商店 でした。
その歴史は大変古いもので、ソリッド(木製模型)モデル時代から、模型キットメーカーとして
業界を支えていました。
60年代に入りプラスチックモデルの発売をきに、緑商会と社名を変えてきたようです。
ロゴの上部に PLASTIC.KIT と書かれていることからも同社の意気込みが伝わってきます。
プラスチックモデルの KSN ブランドの物はその狭間のわずかな期間に発売された物と
想像されます。
日本模型飛行機競技会連盟という組織があり、競技会
などを主催していたようです。
その規定B級の競技機。
原寸の組立図が付き、プロペラのダウントラスト角など
細かい点まで指定されていた。
まー、競技用ですからね。
KSNは元々競技用プロペラなどを生産していたので、お手の物だったのでしょう。
当時、空き地ではこれらを飛ばす男の子や親子がたくさんいました。
¥100位で売られていた
世界最大の空母 ソリッド・モデル
40CM級の空母フォレスタル
結局ソリッドモデルはプラモデルとは異なり作り手の腕次第という
ことになる。
塗装が一般的ではなかった時代であったので、飛行甲板が塗装済み
ということは子供達にとって有り難い事であったろうし、仕上がりも
ぐっと見栄えが良い物に仕上がったことだろう。
このように塗装済みのソリッドは珍しい。
チョットしたことではあるが、KSNの顧客に対する心構えが見て取れる。
左は付属の金属パーツ。
空母にはやはり
艦載機ですよね。
プレス形状もなかなかだし
親切設計
シリーズNO.5
30CMクラスのレースボート。
モーターの指定は特にないが、この大きさで単2 4本なら
そこそこはしったのかもしれない。
コクピット部分がセルロイド製だったのは、模型の世界が
まだ木や金属しか使われていなかったことからして、かなり新鮮
だったことだろう。
小さな部品にまでナンバーリングがされており、親切設計だ。
スケールは いや 縮尺は 1:1150.
初期のプラスチックモデル。 あまり出来がどうのこうの
というレベルのものではない。
スタンドが付いているところを見ると、当時としては装飾を
前提としていたのかも知れないが・・・・・。
長門といえばアメリカの水爆実験でも沈まなかったと、何となく
誇りを持っていた・・・・・、そんなイメージの戦艦でした。
ロゴは KSN のままだが、すでに K.K 緑商会 となっている。
シリーズ NO.2
シリーズ ???
シリーズ NO.2の武蔵と廉価版と思われる 航空戦艦 伊勢。
おそらく伊勢の方が後の販売と思われ、成形レベルはかなり改善
されてきている。
日進月歩だったんでしょうね。
60年代の懐かしい車ばかりだが、ナンバーリング
している割には、シリーズ名がない。
シリーズ NO.1
シリーズ NO.5
一つのモーターで2つのプロペラをまわす。