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ボイパの心得2
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シン「はい。第2回目ですね!今回もまたボイパの心得です。」
校長「うむ。それでは2つ目の心得にいこうかの。2つ目は、『ボイパ以外のパートもできるようになること』じゃ。」
シン「え??やっぱそうなんですか?僕も今コーラスとか勉強してるんですけど。」
校長「もっとも、大道芸としてボイパを極めたい奴なら話は別じゃが、お前さんはアカペラの1メンバーとしてやってるわけじゃろ?だからじゃよ。」
シン「アカペラをやっていてもずっとボイパというパートやってる訳にはいかないんですか?」
校長「バカモン!!うーーむ。そうじゃな例えばゴスペラーズの『ひとり』と言う曲があるじゃろ。あれにボイパが入ったらどうなる?」
シン「ううーーん。・・・・『♪たってひっとつの〜〜』・・・なんか曲に合いませんね。」
校長「そうじゃ。アカペラの曲のなかでも中には『ボイパがいらない曲』というのがあるんじゃよ。その曲にボイパが入る事によって曲を壊してしまう事になるんじゃ。その分コーラスを厚くするとどうじゃ・・・曲が生きてくるんじゃよ。ボイパがない曲はその分コーラスが厚くなるといきいきするからの。」
シン「そうなんですか。やっぱりボイパ以外も練習しないと。あっでも他のパートって何やればいいですかね?」
校長「うむ。まぁこればっかりはその人の個性もあるから何とも言えんが、やっぱりコーラス。特に低いパートがお勧めじゃな。」
シン「どうしてです?」
校長「わしを始め、シンタも有声のボイパじゃろ?これからわしが教えていくのも有声風じゃ。ちなみに有声、無声の違いはもう説明不要じゃろから言わんぞ。
有声ボイパをやると声が低くなるじゃ。一般的に。だからコーラスの中でも低いパートはお勧めじゃな。リードをやるにしても最近のリードは高いからのぉ。。」
シン「っでも声が低くなるんだったらベースをやった方がいいんじゃ・・」
校長「それがベースは断じてお勧めできん。」
シン「????」
校長「何故かと言うと、ボイパと違いベースはもう決まったパートなんじゃ。どんな曲でもベースはいた方がいい。じゃからベースをやる人はその道のみを鍛えればいいんじゃ。そのベースに、『ボイパがない曲では俺がベースやるから、お前コーラスやれよ。』とは言えんじゃろ?」
シン「そっか。あえて自分より上手いベースを蹴落としてまでベースのパートをやる自信はないですね。」
校長「分かってもらえたかの。まぁしかしあくまでこれは初心者へのメッセージであるし、今回お勧めしたパートもあくまで参考じゃからな。音域の広い人であれば高いコーラスもやればよいし、ベースもやりたい!と思う人ならベースもやればよいじゃろう・・。」
シン「なるほど。あくまで参考ですか。でもやっぱ他のパートもやることは大事なんですね!」
校長「そうじゃ。それは大事なことじゃよ。・・・。
とまぁとりあえず初心者に対しての心得はこの2つを覚えておけばよいかの。分かっているのにわざと分かってない振りをしてくれたシンタ君。礼を言うぞ。何てったって君はわしの教え子じゃからな。」
シン「しっ!!俺に師匠がいたという事はメンバーにもいってないんですから。」
校長「まぁしかしわしはもう引退した身。文字でしか教える事はできんからの。ボイパをやっている諸君!どうかシンタをもっと鍛えてやってくれよ。」
シン「なんか話がそれてますよ。では最後に僕がボイパの心得をまとめます。
1. 決してあきらめない事。(ボイパは最初から難関だけど、やれば必ずできるのであきらめない事。)
2. ボイパ以外のパート(特にお勧めはコーラスの低いパート)もできるようになること。
2回にわたってまだボイパの音を一つもだしてないじゃないですか。でも、大事な事ですよね。」
校長「うむ。では次回からはこれをふまえていよいよ音だしに入っていくぞ。」
シン「わーい。いよいよだぁーー。それではみなさんまた2週間後に!」
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