「早産と、どう関係があるの」
歯と歯茎の間の溝を歯周ポケットと言いますが、専門家はこのポケットの深さを測って歯周病の進行状況を知ります。2ミリまでが健康、3ミリがボーダーライン、4ミリ以上は立派な歯周病です。全ての歯の周りが5ミリ程度の深さのポケットとなっている方は、片手を広げたくらいの大きさの潰瘍が体にできているのと同じ計算になります。
こんなに大きな潰瘍があると、体は何とかこれを治そうとして白血球がプロスタグランジンやマクロファージといった物質を放出します。しかし、このプロスタグランジンは子宮を収縮させる作用があり、この血中濃度が高くなると早産を引き起こす可能性があるのです。 歯周病にかかっている方は、早産の可能性が健康な人に比べて7倍あると言われています。これは、飲酒の習慣がある妊婦の更に倍のリスクがあると言うことです。

「妊娠中は歯周病になりやすい」
女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがありますが、特に黄体ホルモンは炎症を悪化させる作用があり、さらに両女性ホルモンは歯周病菌の栄養となって増殖を助けると言われています。

妊娠中は、女性ホルモンの分泌が盛んになる為にその作用が増大するのです。また、つわりで歯磨きがおろそかになったり間食が多くなり、お口の中が不潔になりやすいのです。唾液もやや酸性に傾き、虫歯や歯周病になる条件がそろってしまいます。従って、妊娠中は普段にもましてお口の健康に気を使う必要があります。

→歯の周りに石がつく