「まずはお口の状態を調べましょう」
まずは視診、小さなミラーで歯の裏側まで目で見て調べます。怪しいところは、探針(エキスプローラ)という針状の器具で調べます。エキスプローラって、NASAの宇宙探査船の名前にありましたね。さらに、レントゲンを使って隠れた部分の虫歯や周りの骨の状態を診ます。いっぺんに全部の歯と顎を写すことのできる大きなレントゲンで、前体を把握します。怪しいところは、その部分だけの精密なレントゲンを撮ります。歯周病の検査は、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケットと言います)の深さを測ります。もっと色々な検査があるのですが、必要に応じてどの検査をするか選択します。
悪いところが見つかったら、たとえ症状が無くても全ての歯を治療します。同時に悪くなった原因を調べ、原因の除去をします。治療が終了し、歯石もきれいに取って歯磨き指導も受けたら、メインテナンスに入ります。

「予防の切り札、PMTC
PMTCとは、「専門家による機械的な歯の清掃」の略語です。30年以上前、スウェーデンも今の日本と同じ虫歯大国でした。しかし、PMTCを取り入れることにより、虫歯は激減し、今では虫歯の治療を受けた人を探す事がむずかしいほどです。日本から研修に行った歯科衛生士のお口の中を見て、子供が泣き出したという逸話があるほどです。つまり、スウェーデンの子供は、歯に金属が詰めてあるのを見てびっくりしたのです。そんな人、見たことがなかったのですね。それほど虫歯が少ないのです。PMTCこそ、一生歯の悩みから開放される切り札なのです。

「一生懸命磨いても、なぜまた虫歯になるのか」
かなり一生懸命磨く人でも。40パーセント近くは磨き残しが出ると言われています。そして、いつも同じところが磨けない為、その部分は磨いていないのと同じことになるのです。ですから、そこからまた虫歯になったり歯周病が進行したりするのです。

「二度と虫歯にならないために」
普段の歯磨きで取れない汚れを、月に一回、専門家の手によってクリーニングしてもらいましょう。特殊な器械を使って、歯の隅々まできれいにします。統計的に、PMTCを受けている方は、約98パーセントの割合で虫歯が予防できることがわかっています。定期的なお口の清掃は、虫歯予防、歯周病予防、口臭予防などに劇的な効果があります。虫歯になってから治すと経済的にも身体的にも大変な負担になり、時間も多くかかります。月に一回、わずか30分のPMTCを受けるだけで、お口の悩みから開放されるのです。PMTCは、保険で受けられますので費用負担もわずかですみます。

→不幸にも虫歯になってしまったら