そば切り包丁は鉄板と鋼の材料を溶接して型に合わせて作ります。上の5枚が型で細い2つが材料、一番下が溶接したものです。尺、尺一が一番売れるようです。
鉄と鋼の合わせたのをさらに熱にあて、叩いて伸ばしていきます。



熟練の技を神妙に見つめる見学会に参加した会員

力強くハンマーで叩いて薄くしていきます。
もちろん、機械で叩きます。
ある程度の厚さになると磨きをかけていきます。

磨きをかけてから、叩きの最終工程の調整をします。
型に合わせて切り取っていきます。大型のブリキ切りのようなものです。

やすりで凸凹をベルトで修正していきます。

持ち手の部分を修正しているところです。

さらに、仕上げのヤスリをかけます。
最後の微調整の曲がりを叩いて完了です。
そして、炭で焼きを入れる。次に砥ぎの専門に渡すという分業です。

どなたがオーダーしたのか、青一鋼の尺一そば切り包丁

白木刃物見学会

3月27日(日)に堺刃物工業団地にある白木刃物さんにそば切り包丁のできるまでの
見学会に会員13名が参加しました。

刃物の町として有名な堺ですが、実際に刃物作りの現場を見る機会はほとんどあり
ません。日頃、そば切り包丁の重さを話したりしていますが、作業工程を見ていると
大変な労力を費やしてひとつの包丁ができあがることが分かり、刃物つくりの職人技
にただ々感心するばかりでした。


10年修行して”物”になるかどうかという厳しい世界のようです。