手打ちそばの保管テスト  @



苦労して打ったそばを御近所にお裾分けするには、そば打ち技術が未熟と思って配られないいる方もおられます。
でも、今日、打ったそばを、お昼はそば、夕食もそば、あくる日の昼食もそば、ってやっぱり飽きますよね !

手打ちそばは、挽き立て、打ち立て、茹で立て、と言われていますが、本当にそうでしょうか ??
いつから言われたかは知りませんが、一度、保管のテストをしましたので報告します。
一部は中間報告になりますが、後日改めてお知らせします。

テスト方法は、@生麺→冷凍(4日間)→いつも通りの茹で→水洗い→氷で絞める
         A茹で麺→冷凍(4日間)→   〃        〃     〃
         B茹で麺→冷凍(4日間)→電子レンジ→氷で絞める


テスト品:電動石臼挽き 2:8そば

左端:@生麺

真ん中:A茹で麺(水洗い、氷で絞め)

右端:Bで茹で麺(    〃      )


ラップに包んで冷凍室に保管

@生麺

A茹で麺(解凍せずに熱湯へ)

B茹で麺(レンジで戻す)
僅か4日間の冷凍期間でしたが、打ち立て、茹で立てに比べて遜色ありませんでした。 柔らかいそば、堺の有名店に似ているような味でした。 これは、ダメです。テストの前提をやり直し、
再チャレンジします。


手打ちそば、茹でテスト  A



今回は”茹で”です。折角苦労して打ったそばを生かすも殺すも”茹で”が大事です。皆さん、習いましたね !
家庭で出来るだけ大きなお鍋を準備して7〜8分目の水を沸騰してから一人前づつ約1分程度茹でる、、、。そして、水道水で滑りを取って氷水に浸す。

でも、一人、二人のそばを茹でるには、面倒くさいです。水が湧くのに時間もかかりますし光熱費もバカになりません。
そこで、素麺をフライパンで茹でていたことをヒントにチャレンジしてみました。

○テスト品
大分県産夏新そばを電動石臼でなく”手挽き”(高級品)の二八です。

40メッシュでは篩えないそば粉と篩えたそば粉が見えます。打つには難しい粉です。



どこのご家庭にでもある一般的なフライパン
です。沸騰してから、そばを一人前入れます。
茹でる時間は大きな鍋で茹でるのと変わりません 水道水で滑りを取り、氷水に浸します ほとんど変わりませんでした。電動面積が
広いので茹で過ぎにはご注意してください


次回はいよいよ最終テストです。

左から2つは大分県産夏新そば
右端は御膳粉の変わりそば(桑の葉)

テスト:冷凍庫で10日間保管後に茹でる
テスト:同じそばを大きなお鍋で20秒間茹でてから滑り取り、氷水に浸した”半茹でそば”3つ
を冷凍庫で10日間保管後に茹でる


手打ちそば、保管・茹でテスト  B

さぁ、冷蔵庫の冷凍庫で冷凍して10日間経ちました。

それでは、テストの結果を報告します。

最初に、生そば3つの冷凍した結果です

大きな鍋で茹でました。香り、味は遜色ありません。合格です。 フライパンで茹でました。○です。
鍋と変わりませんでした。
変わりそばを大きな鍋で茹でました。これもOKです。

このテストから、生麺を冷凍して長期保管しても、香り、味に遜色ありません。一人前づつをラップに包んで冷凍保管して、食べたい時に茹でて下さい。
決して、そば打ち技術の向上のみを目指して打ったそばを畑等に捨てることのないように、、、。

できれば、打ちたてのそばは御近所かお友達に配ってコミュニティづくりになる方が良いのではと思っています、、。

なにせ、国内産そば粉の値段はお米に比べて4倍から5倍もの高い食材ですから。



次に、半茹でそばを冷凍した結果です

大きな釜で茹でました。
ご覧の通りそばがダレています。
小さなお子さんとか噛みきれないお年寄りむきに何とか、、。おすすめはできません。
フライパンで茹でました。釜よりはましです。
でも、おすすめはできませんね。
レンジで2分30秒熱しました。鍋よりもOKで茹でた麺ではレンジが一番でした。食べれました。

もう少し、レンジで工夫することにしました。