花 葉

やまごぼう
Phytolacca esculenta

ヤマゴボウ科

奈良県御所市葛城山
2003.7

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初夏から秋口にかけて白い花をまとめてつける多年草で、山地の暗い場所でよくみられます。中国原産の帰化植物といわれています。

草丈は1m前後で、互生する葉が大きくてよく目立ちます。
花は直立する総状花序につき、 5枚の白いがく片がよく目立ち、花弁はありません。

全草有毒ですが、巨大な根茎を乾燥させたものは「商陸」と呼ばれて漢方薬に用いられるそうです。
若い葉があくを抜いてから食用されることもあります。

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見分け方

よく似たものに市街地などでよく見られるヨウシュヤマゴボウがありますが、こちらは花序が下垂するので花果の時期には容易に見分けられます。

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