ウラシマソウ

うらしまそう
Arisaema urashima

サトイモ科

奈良県御所市
2002.4.14

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春に濃紫色の筒(仏炎苞)に包まれた花を咲かせる多年草です。全国の低地の林下でみられます。

地下にまんじゅうのような形をした芋(球茎)があり、春先にそこから茎や葉を伸ばします。
葉はたくさんの小葉に分裂した鳥足状複葉で、花は葉柄の地際あたりから出てきます。
花は内面が濃紫色をした仏炎苞につつまれ、長いひものような「付属体」がその外に突き出しています。
雌雄異株(まれに両性)で、雄個体が成長すると雌個体になるというテンナンショウ属特有の性転換をします。

名前は浦島草で、長い付属体を浦島太郎の釣り糸に見立てています。

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