ツルカノコソウ

つるかのこそう
Valeriana flaccidissima

オミナエシ科

奈良県御所市葛城山
2003.4.17

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春の4月から5月ごろに白い小さな花をまとめてつける多年草で、山地などの湿った場所でよく群生しています。

草丈は30cm程度で、葉は対生し、羽状複葉になります。
花は白く、直径2mm程度、雄しべは花冠から出ませんが、雌しべは突き出します。
花が終わるころに地面に長い枝を這わせます。この様子から「つる」の名を冠しているようです。

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見分け方

よく似たカノコソウは草丈がより大きくなり、花は晩春から初夏に咲いて紅紫色を帯び、花の直径も4−7mmと大きく、雄しべが花冠から突出するので区別できます。

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