とらのおしだ Asplenium incisum
チャセンシダ科
奈良県御所市葛城山 2003.7
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全国の人家の石垣や山野の斜面などでごく普通に見られるチャセンシダの仲間です。 葉は2回羽状複葉になり、普通葉は小さく横に這い、胞子葉は大きく立ち上がります。 胞子嚢群(ほうしのうぐん)は細長く、包膜をもちます。 葉の下のほうの羽片が縮小し、葉の裏面は無毛です。
見分け方
チャセンシダやイヌシダなどによく似ますが、チャセンシダは単羽状複葉で、イヌシダは胞子嚢群がコップ状になり、葉に白毛が生えます。
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