春に水田の溝などで黄色い花をつける越年草です。全国でみられる水田の雑草です。

全草やわらかく無毛で、茎は直立し、高さ５０ｃｍほどになり、葉は光沢があり茎の下部に比較的まとまってつき、上部では３裂する小型の葉をつけます。
茎の上部でよく分枝し、枝先に花をつけます。花は径１ｃｍほどで、黄色くてつやのある花弁と丸っぽい緑色の雌蕊群がよく目立ちます。

名前の由来に２説あるようで、漢字では「田芥子」または「田枯らし」と書きます。
前者はアルカロイドを含み噛むと辛いことから、後者はこの植物が咲く田では収量が落ちることからきています。