すずめのやり Luzula capitata
イグサ科
奈良県御所市 2004.3.28
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春の比較的早い時期に小さな花をまとめてつける多年草です。全国の草地などで普通にみられます。
背丈は小さく、せいぜい30cmくらい、普通葉は地際から出て、長い毛がよく目立ちます。 写真右の花のかたまりでは、花はあまり開かずに突き出した雌しべがよく目立ち、左の花は開いて大きな葯を出しています。 雌しべが先に熟して、おしべが後で出る性質を雌性先熟と呼び、自花受精を妨げるための性質であると考えられています。
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