こうがいぜきしょう
Juncus leschenaultii

イグサ科

奈良県御所市
2003.6.1

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夏にたくさんの花をつける多年草で、水田などの湿地でみられます。
上の写真は果実で、揺すると小さな種子がたくさん零れ落ちてきました。

草丈は30cm内外で、茎は横から押しつぶされたような形をしています。
2つに折れた葉は、基部が鞘で茎から離れるとすぐに裏面どうしでくっついてしまい剣形をしています(単面葉)。
花は4−5個ずつ集まり、花被片は6枚で披針形、果実は花被片と同じくらいの長さです。

名前は笄(こうがい)石菖で、葉の形が昔髪を結う時に使った笄という道具と似ていて、菖蒲の葉にも似ていることからきているようです。


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