イヌムギ

いぬむぎ
Bromus catharticus

イネ科

奈良県御所市
2003.5.25

*

道端にごく普通に生える多年生の雑草で、南米原産の帰化植物です。春から秋にかけて穂をつけます。

草丈は大きいもので1m程度になり、葉鞘に毛があります。
穂は枝分かれして先が垂れ下がります。小穂は扁平で緑色、芒がなく、普通葯や柱頭は外に出ません。

葯が小花の外に出るものがあり、ヤクナガイヌムギと呼ばれて区別されるそうです。
名前は犬麦で、麦に似て食べられないことからついたそうです。食べられない=役に立たない=犬、という連想だと思いますが、犬って結構役に立つのにかわいそうな気がします。今更いっても仕方ないことですが。

*

home