ホンシャクナゲ

ほんしゃくなげ
Rhododendron metternichii var. hondoense

ツツジ科

和歌山県高野町高野山
2000.5.13

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5月頃、枝先にたくさんの薄い赤紫色の花をつける低木で、本州の西半分と四国の山地に分布しています。

花は白から紅紫色で、枝先に横向きにたくさん咲かせます。花冠(花びらの集まり)は7裂して、おしべが14本あります。
葉は表側につやがあり、裏は毛が一面に生えて白色から淡褐色になります。

シャクナゲの仲間は地方ごとに種類が違っていて、アズマシャクナゲが中部地方から東北にかけて、ホソバシャクナゲが東海地方西部、ハクサンシャクナゲが北海道と本州西半、四国に、ツクシシャクナゲが紀伊半島、四国、九州に分布しています。

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見分け方

シャクナゲの仲間は種類が多いですが、花びらが7枚なのはホンシャクナゲとツクシシャクナゲだけです。ツクシシャクナゲの葉の裏は綿毛が密生していて褐色になるので見分けられます。

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