ベニバナボロギク 花

べにばなぼろぎく
Crassocephalum crepidioides

キク科

奈良県御所市
2001.8

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夏から秋にかけて橙赤色の花を咲かせる1年草で、山地や空き地などでよくみられるアフリカ原産の帰化植物です。
1947年に北九州で初めてみつかったそうですが、あっという間に関東地方まで広がったそうです。

高さ1m近くにまでなり、全体にやわらかく、花も葉もうなだれるようについています。
葉は春菊に似た香りがあり、戦時中に兵士達が食用にしたそうです。

伐採地によく群生し、体内に栄養を吸収することで、雨などによる表土からの栄養分の流出を防いでいるといいます。帰化植物なのに結構いいやつですね。

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