アキノエノコログサ

あきのえのころぐさ
Setaria faberi

イネ科

奈良県御所市
2001.8

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夏から秋にかけて尻尾のような穂をつける、空き地などでみられる1年草です。名前に「秋の」とつきますが、夏から穂をつけています。

名前の由来は子犬のことをエノコロと呼ぶそうで、穂の感じが子犬を想像させるからだそうです。 関東ではネコジャラシと呼ばれることの方が多いそうです。たしかに猫をじゃらすのには効果があります。

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見分け方

アキノエノコログサの仲間には、エノコログサキンエノコロ、ムラサキエノコロなどがあります。
エノコログサは、穂がすこし短くてせいぜい8cm程度。先は少し垂れることもありますが、アキノエノコログサと比べるとちゃんと立っていることが多いです。また、アキノエノコログサでは葉に毛が生えますが、エノコログサの葉には毛がありません。
キンエノコロは芒が金色で、ムラサキエノコロは紫色なのですぐに区別できます。

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