キイロサナエ

きいろさなえ
Asiagomphus pryeri

サナエトンボ科

奈良県御所市
2002.7.11

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5月から8月頃まで成虫がみられる大きなサナエトンボの仲間です。川の中流域でよくみられるそうです。

名前に黄色とつきますが写真のような灰色のものもいるようです。

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見分け方

よく似たものにヤマサナエがあり、主に生殖器で区別されます。
オスでは尾端の付属器がキイロでは下付属器の方が上付属器より長くなりますが、ヤマでは上下とも同長です。
メスでは、キイロでは生殖弁が長く突出しますが(下の写真)、ヤマでは短くて目立ちません。
また、キイロでは胸の1本目の黒い筋(下の写真、下の矢印)が途中で切れることが多いのですが、ヤマでは切れません。

また、ヤマサナエ・キイロサナエの仲間はよく似た他のサナエの仲間(フタスジサナエなど)と違い、肩の白条(下の写真、上の矢印)が長く目立つので区別できます。

メスの生殖弁
メスの生殖弁
胸の模様
胸の模様

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