銀美濃囲い

１図 歩 歩 歩 　 歩 　 銀 　 歩 　 　 　 銀 玉 　 　 金 　 桂 香

２図 　 歩 歩 　 歩 歩 　 銀 歩 　 　 　 銀 玉 　 　 金 　 桂 香

「高美濃囲い」の4七金が、銀に変わった構えです
あまり見られない囲いではありますが
3八の銀に対しての駒の連携がよく
横からの攻めに関して、なかなかの防御力を持っています

ただ、5七の打ち込みに弱く
左金を攻めに使用する事
手数が多くかかる等
使いこなすには難しい構えであるともいえるでしょう

また、「２図」のように
4七の銀が3七に寄った形の場合も同様の名称で
使用されています
こちらの構えは4八の地点と 玉頭が固くなっているので
また、違った守り方が出来るのですが
中央が薄くなってしまうところにご注意ください

ちなみに、どちらの囲いも「銀矢倉」に発展させる事が可能です
逆に「銀矢倉」までの繋ぎとして
この構えを使用されるのも
おもしろい指し方になるかもしれません

なお、銀の特性上
「２図」→「１図」や「１図」→「２図」と
組み直す事は非常に困難となりますので
囲う際には、あらかじめ方針を決められた上で
組まれる事をお勧めします

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