こっちほーめんの用語解説

知ってる人には釈迦に説法

下記の他にも解説して欲しいという言葉募集中です(メールでどうぞ)


「ショタ」
「ショタコン」
 ショタコンというのは、男性にとってのロリコンと同様、主として女性ファンが、漫画やアニメに出てくる可愛い男の子キャラを愛でてしまう現象を(一般には)さします。でも、わがサークル「白ウサギ」のメンバーは3人中2人までが男性であることからもわかるように、当然男性でショタな人というのも世の中にはかなりの数で存在しています。かの「ショタケット」もほとんどの参加者が男性でした。もしあなたがわれわれのお仲間に該当すると思ったら、これを読んで安心するかもしれませんが、一般社会ではおおっぴらに言わない方がいいことは言うまでもありません(^^;。

 ちなみに、「ショタ」の語源は「鉄人28号」(脚註1)の「正太郎君」であることからもわかるように、ショタコンといえば、アニメや漫画のキャラ専門のいわゆる「二次元コンプレックス」な人がほとんどのようです。たぶんこの言葉、同人誌やアニメファンサークルの文化の中で形成されたのでしょう。間違っても現実の世界でそこらの男の子に抱きついたりしてはいけません。それは犯罪です(^^;;。

 ところで、一昨年・去年('94-95)はわれわれショタな人たちにとっては、かわいいキャラがたくさん登場して、とても幸福な年でした(^^;。ヤマトタケルの「ロカ」、赤ずきんチャチャの「しいねちゃん」(リーヤのファンも多いですが)、勇者警察ジェイデッカーの「勇太くん」、ロミオの青い空の「ロミオ」、などなど。中でも、「しいねちゃん」の人気が圧倒的です。この分野の同人誌で"リーヤ×しいねちゃん"本の多さといったらもう(^^;。筆者が持っているだけで(ソフトなの、ハードなの含めて)数十冊は出ています。かくいう私たちも今回一冊出しましたし、次回も出す予定してます。

やおい
 これも同人誌文化(特にアニパロ同人誌系)の中から発生した用語です。語源は諸説ありますが、「ヤマなし、オチなし、イミなし」が最有力です(脚注2)。この分野もやはり、主に女性ファンが漫画やアニメの男性キャラ(少年とは限らない)どーしをくっつけていろいろと妄想にふける(^^;という世界です。そういえば、「やおい」と言うと、プラトニックにひっつくだけでなく、もっとその先まで行っちゃってる場合だけだというニュアンスらしいです。理由はわかりません。

「JUNE」「ジュネ」
 似たような意味の言葉ばかり並べていますが、「JUNE」というのはその名のとおりの雑誌に代表される分野です。男どーしをくっつけちゃう(しかもファンの多くが女性)という点は上記「やおい」と同様です。雑誌「JUNE」の作風がそうであるからかもしれませんが、この分野に属する作品は「可愛い」というよりは「美しい」という感じが前面に出ていますね。いわゆる「耽美」というやつでしょうか。あと、理由はよく分かりませんが、コミケなどでの分野わけでは、「JUNE」というとアニパロよりもむしろ創作系(オリジナル)同人誌のことをさす場合が多いです。
「少年愛」
 この言葉は上に挙げた3つよりもはるかに古くからある言葉で、北杜夫が「どくとるマンボウ青春記」で書いているように、ドイツ語の"Knaben Liebe"という訳がしっくり来る大時代なニュアンスがあります。どちらかというと、古い洋館とか木造校舎、あるいはヨーロッパの寄宿学校(パブリックスクール/ギムナジウム)などが舞台になりそうな感じで、耽美とは言っても、少女漫画風のキラキラした感じよりは、清潔なシャツブラウス、半ズボン、教科書を留める革ベルト、編み上げ半長靴といったものを連想させるような、派手に流れない清楚な美しさが主流になっています。(人によってはこれらも「JUNE」に分類すべきだと考えるかもしれません。別に筆者には異存はありませんが(^^;)漫画の世界で言いますと、もはや古典の部類になりますが萩尾望都の「トーマの心臓」とか竹宮恵子の「風と木の詩」のような、一連のギムナジウムものがこれにあたります。映画で言うと「寄宿舎」(旧題:悲しみの天使)などというフランス映画もありました。また小説では、最近のものでは長野まゆみの「少年アリス」「夜啼く鳥は夢を見た」「ドロップ水塔」などがこの分野のあまりにもすばらしい実例と言えましょう。古い著作としては稲垣足穂の「少年愛の美学」「A感覚とV感覚」(河出文庫)なんて本もあります。

「カップリング」
 同人誌(特にアニメや漫画のパロディ系)で、どのキャラどーしをくっつけてしまうのが好みかを表す時に、私は「リーヤ×しいねちゃん」のカップリング好き! とか、「しいねちゃん×リーヤ」の方が・・・、というふうに使います。この一文を読んで解ると思いますが、「A×B」と「B×A」とでは意味が違います。つまり「A×B」ならキャラAが[攻]、キャラBは[受]なんですね。ちなみに筆者(ウサギの時計)は「リーヤ×しいねちゃん」派ですね〜。リーヤもカワイくって[受]がいいという人も多く、それには異存ないんですが、しいねちゃんは[攻]ぢゃなぁ〜い(>_<)/ということで。だいたいどうも、攻めの方のキャラって身勝手なケダモノっぽく描かれることが多くて(ゴーカンとかのシチュエーションが好きな人はそれでいいのだろうが)、筆者の場合はどうも、[受]っぽい子どーしが惹かれあっちゃって、ドキドキしてお互いに気を遣いながらも深みにはまっていってしまう、みたいな(笑)世界が好きなんですよぅ。「ワタル×翔龍子さま」とか。原作のしいねちゃんはけっこうイジワルというかクールだし、一方リーヤは最近どんどん幼児化して作者(彩花みんセンセ)のおもちゃになってるし、しいねちゃんが[攻]でリーヤが[受]というのも理解できるんですけどねぇ。だけどやっぱりわれらのショタキャラNo.1のしいねちゃんは、あのアニメ版の優しいしいねちゃんだと思いませんかっ!

 [攻][受]の意味がわからない人、いらっしゃいますか(^^;;;? もしわからないという方があれば解説しますが、たぶん想像通りの意味です(笑)。

 T.Nakanoさん
リーヤ×しいねちゃんなお話しのページにいろいろな例が収録されているので参考にしましょう!

T.Nakanoさんこっちほーめんの用語解説・分室へ(^^; 


脚注1
読者の方からの投稿でご指摘がありました。
以下引用させて頂きますね。
語源は「鉄人28号」の金田正太郎からだというのは結構知られていますが、これを白黒の「鉄人28号」の事だと思っている人が少なくないみたいですね、解説に、1980年に放送された「太陽の使者・鉄人28号」の方だという事を書いておいてはどうでしょうか。
 「ショタコン」という言葉が確立したのは「ふぁんろーど」1981年5月号の74Pの記事が最初らしいですね。
 筆者(ウサギの時計)はこれを知りませんでした(^^;。いゃあ、勉強になりますね。というか、自分の不分明を恥じなければ・・・。
 引き続き、(このページに対してに限らず)いろんなご指摘大歓迎です。みんなで充実したしょたのページを作っていきましょ!

脚注2
読者の方からの投稿でご指摘がありました。
以下引用させて頂きますね。
「やおい」ですが、原形はは確かに「や」まなし、「お」ちなし、「い」みなしだったそうですが、その発展形として「や」ばい「お」とこの「い」ろもので現在は通ってるそうです。

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