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ちば建築とまちづくり展

 10月15日から19日まで開催された「ちば建築とまちづくり展」。会場である船橋市民ギャラリーへの来場者数は350名と、多くの市民の方々に新建千葉支部の活動ならびに会員の仕事を紹介することができました。

←大人5人がかりで運び込まれた杉の丸太。今回の看板です。

■展示テーマ
テーマ1:住まい手の思いに応える住宅設計
テーマ2:木を活かし、森を育てる家づくり
テーマ3:優れた建材と技術でつくる、健康で快適な建築
テーマ4:お年よりや体の不自由な人々にも住みやすいまちと住まい
テーマ5:千葉に広がる、いえづくり・まちづくりの新しい試み
テーマ6:住まい手の個性を生かした集合住宅・住み続けられるマンション

■自然素材展示コーナー
各種木材、しっくい・ケイソウ土などの塗壁、実寸大の仕口と継手などが展示されました。

■住まいのなんでも相談
住まいに関する相談は期間中2件。その他にも会場内ではしっくい壁のこと、構造のことなど展示物に対しての質問も多く寄せられました。

■記念講演
「男と女のすまい学―いきいきと千葉に暮す 和洋女子大教授 中島明子

 永年の懸案であった「建まち展」。千葉支部創立30周年にふさわしい充実した内容の展示ができたと思います。各々に思いを凝らしたパネルと合わせて展示された木材や、伝統的な継手、仕口の実物大モデル、左官材料の展示が好評でした。普段はなかなか目にしたり、手に触れることができないものだけに来場者のなかには、木の温もりを感じ感動したという声もありました。
 さらに東京支部の象地域設計と住まいとまちづくりコープの協力を得て、「住まい手の個性を生かした集合住宅」と「住み続けられるマンション」の出展」をしていただき、新建の幅広い活動の紹介をすることができました。
 来場者にご協力いただいたアンケートをみると、木の住まいづくりとバリアフリーに関心が高いことが判ります。展示方法についてもテーマを設定したことで判りやすく、概ね好評だったようですが、反省点もみえてきました。 住まいづくりのコーナーにおいては、準備段階から建築コストや、私たちの住まいづくりと住宅産業の違いを表現すべきとの声もありましたが、どのように表現したらいいのか難しいこともあって見送ってしまいました。しかし、私たちの活動を理解してもらうためにも重要なテーマであり、次回につなげたいと思います。
 この展覧会活動は、私たちが社会につながっていくことができる場であり、人々と暮らし方や、生活感を共有することができる貴重な場であることを、私たちは実感することができました。また、この活動を通して会員相互の理解が深まったことも大きな成果だったと思います。
今回、一番大変な思いをされた事務局長からも、毎年やりましょうという力強い声がありました。

    

    

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